シクラメンつながりでもう一つ。昨年の暮れに実家に帰った際、地元で開かれていた「シクラメン祭り」なるものに、母に連れられて妻共々参加した。なんのことはない、様々なシクラメンの展示即売会である。 色とりどりのシクラメンが所狭しと並べられ、祭りと言うだけあって食べ物の屋台などもあり、どさくさに紛れて地元の野菜や特産品を売るブースもあり、大勢の人で賑わっていた。せっかくなので、一鉢買うことにしたが、ありきたりではつまらないと思うのがオレの悪いクセである。何か変わったものはないかと色々物色して回る。なかなか決めあぐねていたが、結局妻の進言もあり、シクラメンと葉ボタンや観葉植物(ワイヤープランツ)などが混植してある寄せ植えを買うことにした。
 あれから数ヶ月。葉ボタンの下葉が枯れてきたものの、ほとんど購入当時のままである。これから温かくなると、おそらくワイヤープランツが伸び、シクラメンは枯れ、ただの観葉植物の鉢と化してしまうことはいうまでもない。果たして混植した状態でも植えっぱなしで夏を越せるものだろうか?・・・少し考えてみたが、難しいような気がする。植えっぱなしの場合、完全に水を絶ち、休眠させる必要があるからだ。シクラメンの球根はすやすや眠っているそばで、ワイヤープランツは水切れと共に枯死してしまうだろう。
 それを回避するためには、シクラメンを植え替えるしかない。植え替えの方法など今時ネットで調べればいくらでも見つかるのだが・・・今までの経験上、字に書いてあると簡単に思えることを、実際にやってみると意外とうまくいかないものなのである。果たして適切な時期にシクラメンの球根だけを他の植物を傷つけないで取り出せるだろうか?植え替えたところで、来年までうまく管理できるだろうか?・・・いつでも新しいことには不安がつきまとうものである。後先考えないで寄せ植えなど買うからこんなことになるのだ・・・と自分の見通しの甘さを嘆きながらも、とりあえず、いつかはチャレンジしなければならない難関に挑む機会を得たとポジティブに考えることにしよう。