こんにちは!

神奈川県川崎市の王禅寺で氣の整体をしている加地です。

 

本日は不可視(肉眼では視えない)の存在である非物質についての簡単な考察です。

 

地球上に存在する物質に加えて、人類が把握出来ている宇宙空間に存在している物質を含めてすべてが粒子で出来ています。

現在の物理学の理解では、粒子の最小単位はクォークとレプトンの二つであり、この二つが「この世」と呼ばれる物質世界に存在する全ての物質の元になっています。

 

では、クォークとレプトンは何から出来ているかというと、現在の物理学では証明がついていないのですが、個人的には「氣」と呼ばれるエネルギーから出来ているのではないかと推測しています。

東洋医学の世界では、肉体を構成する不可視のエネルギーを「氣」と称します。

その氣が中身として入っていて、流れる通路を「経絡」と称します。

※インドのヨーガの世界では、経絡をナディと称し、氣をプラーナと称するようです。

 

 

経絡は血管やリンパ管と同じく管(くだ)であり、なおかつその管が通っている通路のことを指します。

その経絡という管の中を流れているエネルギーが「氣」です。

この氣には肝経、脾経、腎経などの名称がつけられていますが、臓腑の名称が付けられる前までは単純に「色」で分類分けがされていたと多くの研究家が指摘しています。

 

肝経は深緑色、脾経は黄土色、腎経は黒色、という風に色の目安が東洋医学の教科書の一つである五行色体表にも書かれています。

経絡と氣はどちらも非物質ゆえに一般的な人間では肉眼で視認することが出来ません。

しかし、東洋医学と呼ばれる理論体系と技術が生まれたとされる約4000年前の中国に暮らしていた昔の中国人には、その非物質が視えていたと主張する人たちが結構います。

 

 

その研究家の人々の主張で共通する点は、「昔の人は現代人に比べて下垂体と松果体の力を上手く使えていた。」という推測です。

下垂体と松果体はどちらも大脳の髄質側に存在する箇所ですが、この二つの箇所の力が現代人は極めて弱まっているとされます。

個人的推測ですが、その弱まった原因は自然から離れて文明を作り文明の中で生活するようになったからだと考えます。

 

文明を作り理性を優先した結果、ヒトが野生動物のときに持っていた野性と本能の力が相対的に弱まってしまったと思えます。

それゆえに現代人には一部の例外を除いて非物質は視えないが昔の人には視えたということになるのだと私は仮説を立てています。

なぜならば下垂体も松果体も大脳の髄質に存在し、皮質には存在しません。

大脳の皮質は理性的なものを統括し、髄質は本能的なものを統括する箇所が多いと脳の研究で主張されています。

 

 

下垂体は科学的に内分泌系(ホルモン系)の指令系統として機能することは証明されています。

下垂体は内分泌系の器官としては最上位中枢の視床下部と呼ばれる器官の下位中枢として機能します。

下垂体の物理的位置も視床下部のちょうど下に位置していますので、神経伝達が早めに済むという仕組みです。

 

松果体については科学的に何のために存在している器官なのか判明していません。

大腸のはじまりである盲腸の最下に位置する虫垂(この虫垂が炎症する虫垂炎が俗にいう盲腸という病気)も、何のために存在しているのか判明していません。

 

現在の科学力で判明のつかない肉体上の仕組みはまだまだたくさんありますが、この科学的に判明がつかない肉体上の仕組みの謎の中に、非物質である経絡と氣の存在の証明をする余地があると思っています。

 

クォークとレプトンには各世代があり複数の種類が存在しますが、原子の構成素材になる陽子を作るのはクォークの第一世代に相当するアップ・クォークとダウン・クォークです。

アップが二つ、ダウンが一つ、合計三つが結合して陽子が出来ます。

 

陽子を含めてクォークが三つ以上結合した粒子を化学の世界ではハドロンと呼びます。

ハドロンには色荷と呼ばれる物質が含蓄されており、それが色の元になります。

この陽子の中に存在する色荷を持つ亜原子粒子(原子より小さい粒子の総称)のことをグルーオンと言います。

 

グルーオンはその量子数で8種類に分けられますが、その種類によって物質の色が決まってきます。

グルーオンはその組成に元素を持っていません。

なぜならば元素を構成する原子が構成される材料の一つが陽子であり、グルーオンはその陽子の中に存在するものだからです。

 

 

それでは、グルーオンや陽子を作っているクォークは何から出来ているのかと考えたとき、私は「氣」だろうと直感しました。

上記したように、氣は本来は色で分類分けされていたとされています。

その各種類ごとに色を持つという氣の特性が、グルーオンやハドロンに備わる「色荷」となっているのではないかと推測しています。

 

 

昔、非物質である経絡と氣が視えた研究家たちが、「この色の氣はこの臓腑に影響を与えることが多い。」、「この色の氣はこの臓腑に一番多く蓄積して集まっている。」などと研究科学し、その臓腑の名前を経絡と氣の名前に当てはめたのが、経絡と氣に臓腑の名称がついた始まりとされます。

 

 

私のこの持論を証明する材料となるのが、日頃の臨床の結果となります。

お蔭様でそれなりの評価を頂いておりますが、実際に氣の技術を施すと肉体に影響が出ます。

これは「肉体が氣から出来ている。肉体は氣の器。」と主張する東洋医学の原理を証明する一助になっていると考えます。

 

クォークとレプトンが氣から出来ているからこそ、人間や植物や鉱物などの自然物からはオーラと呼ばれるエネルギーの層が肉体から無意識に放出されるのだと考えます。

私がお世話になっている非物質を視ることの出来る複数の人々も、オーラは有機体無機体問わずに出ていると言います。

 

 

この「氣」と呼ばれるエネルギーを武術の世界では生命エネルギーなどの単語で表現していると推測しています。

電磁波とは異なるエネルギーが確実に存在し、そのエネルギーを発生させる「場」が人間(その他の生命体、無機体すべて含む)だという理解です。

この氣なるエネルギーの存在は、私は自己体験(右手の親指の炎症がその場で治癒したなど)と自らの臨床結果によって確信しています。

 

この研究は今後も続けます。

お読み頂きましてありがとうございました!

 

記・加地龍太

 

癒しの庵 氣の整体 加地

TEL:044-987-0469

mail:aglaia33225@gmail.com

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