クロス GKとDFの連携 | ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい

クロス GKとDFの連携

直近で大きな水害があった直後で、あまり軽薄に書くのは嫌で・・

少々ブルーです。m(..)m



U15GKのクロスのトレーニングは、少しづつ実戦的にしてきています。



GKをよく知る監督さんならクロスを得点につなげるためにGKの守備範

囲を潰すようなゴール前への入り方をする選手
をつくると思います。



このようにGKの守備範囲を潰しにくる選手に対して、GK・DFはどのよ

うに連携して対応するか
は大きなテーマになると思います。



2009/6/17 オーストラリアvs日本

    コーナーキックからの失点

 ※日本代表を熱心に応援されている方々には申し訳ありません。m(..)m





GKから観て、左側のコーナーキック。

ケネディ選手(現名古屋G)というサイズがあり、ヘディングも巧いFPが

ニアサイドにポジションをとっています。



セットプレーキッカーは左利き。



この状況では、左キックでゴール側に曲がりながら入ってくるインサイド

スイングの速いクロスにニアポスト付近で合わせられる
絵が頭に浮かびま

す。



コーナーアークにボールが置かれた時、日本代表はケネディ選手が立つ

ニアサイドに多めに人数を割いています。

日本代表側の多くの選手がコーナーキックが蹴られた瞬間にニア側に意識が

集中しているのが判ります。

ニアサイドの日本代表選手の選手間距離は2m未満でしょうか。



オーストラリア代表は、楢崎GKがニアサイドに出られないように選手を

一人置いて
います。

この選手に対して日本代表は一人を付けて、楢崎GKにスペースを与える

仕事をさせています。



が・・・



コーナーキックを蹴られる直前、楢崎GKのスペースを潰そうとしたオース

トラリア選手は寄り掛かるように背中側に付いた日本代表を圧しています
。

ここで、付いていた日本代表選手は圧されてほんの少しですが後方に下

がって
しまいます。



キックされたボールはニア側の3名の頭上をインサイドスイングで超え、ゴ

ールエリア中央のスペースへ。

プレースキックスキルも非常に芸術的だったと思います。



いつもの楢崎GKなら、ゴールエリア中央に落ちるクロスには十分対応でき

たと思いますが、GKが動くスペースを消しにきたオーストラリア選手だけ

でなく、圧されて後方に下がってしまった自チーム選手によって、クロスへ

の助走ができずコーディネーションが失われて・・失点。



GKのプレースペースを潰しにくる相手に対して、DFをどのように付け、

対応させるか・・・
ナショナルレベルでも課題なんですね。



相手に圧されてほんの少し動いてしまう。

高いレベルのフットボールでは、ボールが無い場所でのわずかな駆け引きが

失点につながりますね。



セットプレーでは、GKのプレースペースを確保できるようにFPと連携

することはチーム戦術としても重要
なことだと思いますが、一律の対応で

はなく、相手の意図をよみとって、GKが主導で対応することも大切になる

と思います。



また、自分のプレースペースをつくるためのGKのステップワークも重要か

と思います。



U15AGKでは一度バックステップを踏んで、助走スペースをつくっ

てから前へ飛び出していく
ということもテーマに取り組んでいます。



バックステップを踏んでスペースをつくり、

                 スペースへ助走する




文章にすると容易ですが、今回の代表戦のようにクロスボールのスピードが

速く、精度が高ければ非常に難しい対応です。

判断スピード、ステップスピード、ジャンプまでのコーディネーション。

すべてが高速で行なわれないとできません。



大きな水害で、GKトレーニングで使っていた河川敷グランドが壊滅状態に

なりました。

杭まで打って固定していた100kgを越えるゴールが二つ流され、GKトレー

ニングにはちょうど良かった密集した雑草は川底のように削られてしまいま

した。



現在は、荒れの少ないスペースを掃除してU15は早朝GKトレを行なって

います。

幸い、AGKで使わせていただいている野球場外野は無事でしたので、いま

までどおりAGKは行なうことができます。



上流の町では生死に関わる大きな災害になっています。

人間の力に無力感をおぼえるほど、突きつけられた世界は無残です。

僕のような日常を営める者が友人に安否の電話をすることすら失礼に思います。

正直、電話するのが恐くて。

今本当に必要なものを渡すことはできないと思うから。

ごめんなさい。言い訳して