ポジショニングの伝え方 | ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい

ポジショニングの伝え方

突然ですが、質問です。

ポジショニングA




ポジショニングB


A、B、どちらのGKのポジショニングがいいですか?

と尋ねられたら

「A」と多くの人が答えると思います。

その理由はと尋ねられたら

均等のポジションにいるから。

僕も同じように答えます。

この答えは間違っていないと思います。



A、B、どちらのポジショニングがいいですか?

と尋ねられたら

「B」と答える人がいます。


その理由はと尋ねられたら

ゴールしやすいから

トンチ問答みたいになってしまいましたね。(^^;

これが、AGKのGKトレーニング、GKコーチングの中で僕が見逃して
いた大きな欠陥です。


ゴールを均等に守るためのポジションをとろう!

僕はポジショニングを、こんな言い方でGKに伝えていました。


相手にシュートを撃つ気持ちにさせない
                ポジションをとろう!


これは福岡GKスクールで中山先生@サガン鳥栖

                    がGKに伝えた言い方です。

どちらの伝え方の方がGKはポジショニングを深く考え判断するように
なるでしょう。
どちらの伝え方の方が「GKがうまく」なるでしょう。


実際、僕は今回スクールのGKとして中学生グループに参加させて

いただきました。


中山先生に「シュートを撃つ気にさせないポジショニング」といわれて

僕は頭フル回転で考えてました。

GK目線ではなく、FP目線で、自分というGKを想像し、観察し、ポジ

ションを考えました。

サイズもない、身体能力もない、こんな僕はどれくらい前に出られる

か・・

前に出たら頭上をやられる・・・

でも、出なければ左右を狙われる・・・

ニアは空いてないか、ファーはどうか、相手は僕の頭上を観ないか

トレーニング中、ズゥーッと集中してました。

それでも、前に出てしまって、中山先生からの最初の配球で頭上

を抜かれました。

悔しかった・・・(ーー;

ボールがゴールから離れていても、FPの技量、技術を想像しない

で前にポジションをとると頭上をやられます。



ゲーム中、FPのシュートの判断は一瞬です。
レベルが高ければ高いほど「一瞬」はわずかな時間になります。

このわずかな時間に相手が「判断を迷う」ポジションをGKがとって

いれば、シュートは撃たないかもしれないし、DFが止めてくれるかも

しれない。

でも「シュートだ!」と即断するポジションをGKがとっていれば、

失点の確率は高くなります。

GKのブレイクアウェイ&ブロッキングをテーマとしたトレーニングの時、
ボール保持者がシュートを撃つ気持ちにならないポジションをとれば、
ボール保持者はドリブルかパスを選択します。
ブレイクアウェイ、ブロッキングのチャンスもあるでしょう。

もし、同じテーマでボール保持者がシュートを撃つ気持ちにさせる

ポジションをGKがとっていたら・・・

シュートを撃たれて終わりです。
ブレイクもブロックのチャンスもありません。

前に出たら、「頭上へシュート」を撃つ気持ちにさせるかもしれません。


でも、前に出なければ、ゴールが近くなり「左右へシュート」を撃つ気持ち
にさせるかもしれません。
だから、スタートするポジションはすごく重要になります。
止まって構える相手との距離も重要です。

ユーロ2008決勝、ドイツの1失点、ドイツ レーマンGKのスタート
ポジションが「あと半歩前」だったらトーレス選手の足元でボールをブロ
ックできていたと思います。

ポジショニングなくして、リアリティのあるブレイクアウェイ、ブロッキン
グは身につかない。

「シュートを撃つ気にさせないポジショニング」

今回、僕が福岡GKスクールで学んだ大切な言葉です。

GK目線だけでなく、FPの心理、目線からもGKを育成していくこと。
当たり前のことですが、コーチの伝え方、言い方が不足していれば

GKは全く考えない、気づかないことだと思います。

ホント、勉強になりました。

中山先生!ありがとうございました!m(..)m