チェフGKのポジショニング
以前、ブログにアップした
2008ユーロ トルコvsチェコでのチェフGKのポジショニング
の件。
とてもためになるお話をいただきましたので、御報告申し上げ
ます。m(..)m
なお、今回掲載させていただいたコメントについては、ご本人より掲載許可
をいただいております。m(..)m
ただし、匿名ということで。
----以下 2008/9/1のブログから抜粋------------------------------
このゲームの中、チェフGKのプレーは素晴らしかったけれど、ひとつだけ
判らないプレーがありました。
ペナルティエリア内、または近辺の相手ボールに対して、ポジショニングが
非常によい状態であり、DFも守備にいけている場面にも関わらず、一歩後
方へ下がってゴールライン上で構えることが何度かありました。
頭上を越すループシュートを狙われる場面でもなかったのに、ゴールライン
上に真っ直ぐ後方へステップを踏んで構えていました。
シュートコースを拡げることになるにも関わらず・・・(ーー;
無意識に行なっているように思いましたが、一歩下がった理由が判らない。
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非常に判りやすく説明をくださったGKコーチがおられました。
しかも、シンガポールから・・・W(◎_◎)W
現役GK&GKコーチ@シンガポール
判る人には判ってしまう方ですが・・・(^^;
高いレベルのGK、GKコーチの視点は非常に勉強になります。
僕は多くのGK、GKコーチに助けていただきながら、GK当番させて
もらっています。
皆様には言葉にあらわせないほど、深く感謝しています。
僕が先生方にお返しできるものは・・・
何もありません。m(..)m
それでも皆さんは僕を助けてくださいます。
あたたかい皆さんの「人の心」に生かして、そして活かしていただけること
は申し訳ないくらい心地がよいものです。
その心を裏切ってはならない、失望させてはならない・・・いつもそう思い
ます。
まだまだGKコーチにはなれないGK当番ですが、GK達のために行なえる
ことで精一杯、全力疾走したいと思っています。
「苔の一念、岩をも徹す」です。(*^^*ゞ
皆さんからいただいた御厚意を未来に向かうGK達に余すことなく確かに
伝えていくこと・・・僕の大切な使命のひとつだと思っています。
本当にありがとうございます。m(..)m
以下、いただいたコメントです。
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> 正面やや右側、少々混戦気味、この時、後方へ軽くジャンプしてかまえ
> ていたと思います。
> 他にも何度か後方へ軽くジャンプして構えていた場面があったと思います。
道家さんの説明から推測すると、
『少々混戦気味』というのは、
アタッカーにディフェンダーがしっかりプレッシャーをかけている状態と
いうことでしょうか。
アタッカーに対してプレッシャーがかかっている状態のときは
GKはむやみに前に出てシュートアングルを狭める必要はないと思います。
ゴールから前に出てポジションを取ると、ボールの位置が変わった際ポジ
ション移動をしますが、その移動距離が長くなります。
移動距離が長くなる分、移動に時間がかかります。
つまりポジション修正がたいへんになります。
GKがゴールラインから離れれば離れるほど、ポジション移動の距離は長く
なります。
GKにとって大事なのは、
いつどんなときでもゴールの中心とボールを結んだ線上を意識したポジショ
ンに立つのではなく、本当にシュートが打たれたときに、いかにいいポジシ
ョンに立っているか、だと思います。
では、いいポジション、とは?
例えば、ボールの位置が同じでも、キッカーの蹴り足が変わるだけでポジ
ショニングは変わってきます。
ボールが止まっているとき、ゴールへ向かってきているとき、横へ流れて
いるときでもポジショニングは変わります。
『何度か後方へ軽くジャンプして構えていた場面』というのは、
私が思うにクロスが上がってヘディングシュートやボレーに対応するシーン
です。
「長身GKならゴールラインから1メートル前に出た位置にポジションを
取っても頭は越されないか?」
というと、そんなことはないと思います。
ボールがゴール中央にあれば頭上は越されないでしょうが、
ボールが角度のあるところから逆サイドのポストに飛んでいけば
頭上を越える可能性は大いにあります。
ゴールライン上に立っていれば、ゴールライン上を移動すれば頭は越され
ませんね。
ツェフは、「ゴールライン上に立っていればどこにでも対応できる」、
と判断してポジションを取ったのだと思います。
> 頭上のシュート以外にゴールライン上で構えるメリットがなにかあるので
> しょうか?
先にも申しましたが、ゴールライン上にいればポジション移動が楽で、
そして、シュートが打たれる際はその位置からボールに前進すればポジショ
ンミスが少なくなります。
また、視野が広くなってコーチングがしやすくなります。
お分かりいただけましたか?
ピッチ上で説明すれば簡単なんですが・・・・・・。
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---------このコメントに僕からの御礼メール---------------------
いつもお世話になっております。m(..)m
このたびはわざわざ御回答いただき誠にありがとうございます。m(..)m
僕の定かでない記憶のために、vsトルコ戦を見直していただき申し訳なく
思います。m(..)m
とても判りやすい説明で僕にも理解できました。(^0^)
> 『少々混戦気味』というのは、
> アタッカーにディフェンダーがしっかりプレッシャーをかけている状態
> ということでしょうか。
ペナルティエリア内、味方数的優位でDFはボールに強くチャレンジ。
他のDFもしっかりマンマークできている場面でした。
>『何度か後方へ軽くジャンプして構えていた場面』というのは、
> 私が思うにクロスが上がってヘディングシュートやボレーに対応する
> シーンです。
確かにおっしゃるような場面でした。
クロスに対してステイしてゴール前中央の相手に渡る瞬間に軽く後方へ
ジャンプして構えるというような場面でした。
> ボールがゴール中央にあれば頭上は越されないでしょうが、
> ボールが角度のあるところから逆サイドのポストに飛んでいけば
> 頭上を越える可能性は大いにあります。
よく判ります。(^0^)
GKから観てペナルティエリア左角上、GK頭上、ゴールファーポストに
向かってインサイドスゥイングのシュートという場面ですね。
サイズがあってもゴールされやすいシュートですよね。
ゴールライン上に構える理由、ホントよく判りました。
・確実にシュートに対応できるポジションをとるため
・広い視野を確保しやすいため
ですね。
ありがとうございました!m(..)m
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