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名 称: リオレイア
通 称: 陸の女王
分 類: 飛竜種
生息域: 孤島、水没林、砂原
短 評: 【 大地を疾走する陸の雌火竜 】
(by モンスターハンター3公式ガイドブック)
私 見:
…の前に。
==========================
「緊張してる?」
フルフルU装備に頭だけをキリンSホーンをつけたルナさんが、支給品BOXからアイテムを取り出しながら、すこしいたずらっぽく聞いてきました。
クエスト出発前の準備をしながら、わたしは自信満々に答えました。
「そ、そそそそんなコトはないですよ!」
ああっ…声が上ずってる。だめですね。やっぱりわたしもアンギル族。嘘はつけませんでした。さらに、
「あっ…」
がしゃっ、と持っていた双剣『デュアルトマホーク』を落としてしまいました。
「ああああ~…」
慌てて剣を拾い上げましたが、途中でルナさんと目が合い、途端に顔が赤くなるのが自分でわかりました。
「ふふっ」
そんなわたしの様子を楽しそうに見ながら、ルナさんは言いました。
「落ち着いてアコさん。大丈夫! 深呼吸して肩の力を抜きましょう」
ハンターランクも『8』に。称号も『ウッドマン』となったわたし。昇級により初めて戦うことができるようになったそのモンスターを前に、わたしはガチガチになっていました。
ルナさんはそんなわたしの緊張をほぐそうとしてしてくれました。
「さ、吸って~」
「す~っ…」
ルナさんの声に合わせて大きく息を吸い込みます。
「はい、吐いて~」
「はぁ~…」
あ、気持ちが楽に…
「また吐いて~」
「はぁ~~?」
えっ!?
「さらに吐いて~」
「はああぁぁぁ~」
ええっ!? 3回連続??
「もう1回吐いて~」
「は…はあぁぁぁぁ……ごほっ!」
えええっっ!? も、もう無理ぃ…
「はい、あと10回吐いて~」
「はあぁぁぁ…はぁぁぁぁぁ……って、出来るかいぃ!!」
わたしは肩で息をしながら思わず叫んでいました。そして胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込みます。ああ…空気が美味しい。
「ふふっ…肩の力、抜けたかしら?」
笑顔で言うルナさん。
「え、ええっ…」
ちょっと涙目で答えるわたし。
「おかげさまで…肩の力どころか、魂まで抜けるかと思いましたけど…」
冗談ではなく、『本気』で、です。わたしの嫌味にも、ルナさんはニコニコとしていました。ですが、
「さて…」
ルナさんの表情がキリリッと引き締まりました。わたしも気持ちを引き締めます。いよいよ狩りの時間が来ました。…来てしまいました。
「いい? 今回の相手はまだ若いわ。対ハンターの経験は浅いみたいだけど、その分、怖いもの知らず。勢いに任せて突っ込んでくるわよ」
「はい! わかりました!!」
ルナさんにせいいっぱいの返事を返しながら、わたしは思い出していました。
ハンターになるため、数年前、わたしはドンドルマに来ました。
その時、街へと至る道で、大空を翔る『彼女』を見ました。
大きな翼に風を受け、悠然と空を往くその姿に、わたしは思わず見とれたのです。
空を自在に駆け、炎を操り、巨大な爪で全てを切り裂く。
圧倒的な力で、地上に君臨する彼女。
竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
雌飛竜 リオレイア
またの名を、
陸の女王
その彼女と、わたしは戦う権利を与えられて、今ここに居る。
しばし感慨に耽っていたわたしにルナさんが、太刀『大鬼薙刀』を持った右手を上げた。
『さ、いくよ』
ルナさんの目がわたしを彼女との戦いに促していました。
「大丈夫…みんなに教わってきたことと、経験してきたことを思い出せ…」
わたしは自分に言い聞かせるように呟き、続けて出来るだけ大きな声で、吹っ切るように言いました。
「いくぞ、わたし!…お待たせしました! 往きます!!」
(旧ブログ【MHd】2007.09.24掲載 新米ハンター アコ 成長日記⑫『新しい世界へ踏み出しました①』より)
==========================
『先生』
…と聞いてあなたはどのモンスターのことを思い浮かべるだろうか?
【イャンクック】
そう答えたアナタはベテランハンターさんですねw
大型モンスターとの戦い方を初心者ハンターに身をもって教えてくれる序盤の壁を、古くから『先生』と呼びます。
無印からP2Gまで、そのポジションにいたのは間違いなく、怪鳥【イャンクック】。
口から吐くブレス。体全体を使っての突進攻撃。回転して尻尾で周囲をなぎ払う攻撃。怒りによるステイタスアップ。瀕死になると睡眠をとる行動…などなど。
クックは適度な歯ごたえと、大型モンスターの基本的な行動を備え、初めて大型モンスターと接する初心者ハンターのよき練習相手として、『先生』の地位に長く君臨し、そして愛されたのです。
さて、それではトライにおける『先生』はどのモンスターか?
強さのランク的には【クルペッコ】が相当しそうですが、このクルペッコ、吠えて自分より強いモンスターを呼び寄せたり、同じく吠えて周りの体力を回復させたり攻撃力を上げたりと、非常にトリッキーな戦法を使ってきます。
『オーソドックス』…というにはちょっと違和感があります。
そこで、私がクック先生に続く第2の『先生』として推すのが今回ご紹介する【リオレイア】なわけです。
さて、このリオレイア。モンスターハンターシリーズの第一作、【モンスターハンター(無印)】からすべての作品に登場する、リオレウスと並ぶ皆勤賞モンスターにして、看板モンスターであります。
クック先生の洗礼を受け、ハンターとして1ランク上がった者の前に立ち塞がるのが、このリオレイアやリオレウスといった純粋な【飛竜】たちなんですよね。
火球を吐き出す【ブレス】
全身を使ってハンターを押しつぶす【突進】
長い尾を全周囲に振るう【尻尾攻撃】
その迫力でハンターの体を縛る【バインドボイス】
…前シリーズからプレイしているベテラン・中堅ハンターならまだしも、トライから始めたルーキーハンターさん方には、いずれも強力な攻撃です。
しかも、今まで慣れ親しんだこれらの攻撃に加えて、トライのレイアにはいくつかの新しい攻撃が追加されていて、中堅以上のハンターたちにも、「今までとは一味違うんだ」感を与えます。
また、ハンターの腕前を見るのに最適なモンスターだと思うのです。
リオレイアの基本的な攻撃、アクションに対して、ハンターもまた、基本的な動きで対応します。
そこで、その人がどういったスタイルをとる人で、どのくらいの腕前なのか、ということをおおまかにですが、掴むことができるのです。
ですから、私は初めてお会いするハンターさんには、こう声をお掛けしています。
アギ「肩慣らしにレイアなどいかがですか~?w」
とねw
ともあれ、雌火竜【リオレイア】は、トライにおいて『飛竜とは何か?』を新米ハンターに教えてくれる、ちょっとスパルタちっくな『女教師』だと、私は思うわけです。
みなさんはどうでしょうか?

名 称: リオレイア
通 称: 陸の女王
分 類: 飛竜種
生息域: 孤島、水没林、砂原
短 評: 【 大地を疾走する陸の雌火竜 】
(by モンスターハンター3公式ガイドブック)
私 見:
…の前に。
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「緊張してる?」
フルフルU装備に頭だけをキリンSホーンをつけたルナさんが、支給品BOXからアイテムを取り出しながら、すこしいたずらっぽく聞いてきました。
クエスト出発前の準備をしながら、わたしは自信満々に答えました。
「そ、そそそそんなコトはないですよ!」
ああっ…声が上ずってる。だめですね。やっぱりわたしもアンギル族。嘘はつけませんでした。さらに、
「あっ…」
がしゃっ、と持っていた双剣『デュアルトマホーク』を落としてしまいました。
「ああああ~…」
慌てて剣を拾い上げましたが、途中でルナさんと目が合い、途端に顔が赤くなるのが自分でわかりました。
「ふふっ」
そんなわたしの様子を楽しそうに見ながら、ルナさんは言いました。
「落ち着いてアコさん。大丈夫! 深呼吸して肩の力を抜きましょう」
ハンターランクも『8』に。称号も『ウッドマン』となったわたし。昇級により初めて戦うことができるようになったそのモンスターを前に、わたしはガチガチになっていました。
ルナさんはそんなわたしの緊張をほぐそうとしてしてくれました。
「さ、吸って~」
「す~っ…」
ルナさんの声に合わせて大きく息を吸い込みます。
「はい、吐いて~」
「はぁ~…」
あ、気持ちが楽に…
「また吐いて~」
「はぁ~~?」
えっ!?
「さらに吐いて~」
「はああぁぁぁ~」
ええっ!? 3回連続??
「もう1回吐いて~」
「は…はあぁぁぁぁ……ごほっ!」
えええっっ!? も、もう無理ぃ…
「はい、あと10回吐いて~」
「はあぁぁぁ…はぁぁぁぁぁ……って、出来るかいぃ!!」
わたしは肩で息をしながら思わず叫んでいました。そして胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込みます。ああ…空気が美味しい。
「ふふっ…肩の力、抜けたかしら?」
笑顔で言うルナさん。
「え、ええっ…」
ちょっと涙目で答えるわたし。
「おかげさまで…肩の力どころか、魂まで抜けるかと思いましたけど…」
冗談ではなく、『本気』で、です。わたしの嫌味にも、ルナさんはニコニコとしていました。ですが、
「さて…」
ルナさんの表情がキリリッと引き締まりました。わたしも気持ちを引き締めます。いよいよ狩りの時間が来ました。…来てしまいました。
「いい? 今回の相手はまだ若いわ。対ハンターの経験は浅いみたいだけど、その分、怖いもの知らず。勢いに任せて突っ込んでくるわよ」
「はい! わかりました!!」
ルナさんにせいいっぱいの返事を返しながら、わたしは思い出していました。
ハンターになるため、数年前、わたしはドンドルマに来ました。
その時、街へと至る道で、大空を翔る『彼女』を見ました。
大きな翼に風を受け、悠然と空を往くその姿に、わたしは思わず見とれたのです。
空を自在に駆け、炎を操り、巨大な爪で全てを切り裂く。
圧倒的な力で、地上に君臨する彼女。
竜盤目 獣脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
雌飛竜 リオレイア
またの名を、
陸の女王
その彼女と、わたしは戦う権利を与えられて、今ここに居る。
しばし感慨に耽っていたわたしにルナさんが、太刀『大鬼薙刀』を持った右手を上げた。
『さ、いくよ』
ルナさんの目がわたしを彼女との戦いに促していました。
「大丈夫…みんなに教わってきたことと、経験してきたことを思い出せ…」
わたしは自分に言い聞かせるように呟き、続けて出来るだけ大きな声で、吹っ切るように言いました。
「いくぞ、わたし!…お待たせしました! 往きます!!」
(旧ブログ【MHd】2007.09.24掲載 新米ハンター アコ 成長日記⑫『新しい世界へ踏み出しました①』より)
==========================
『先生』
…と聞いてあなたはどのモンスターのことを思い浮かべるだろうか?
【イャンクック】
そう答えたアナタはベテランハンターさんですねw
大型モンスターとの戦い方を初心者ハンターに身をもって教えてくれる序盤の壁を、古くから『先生』と呼びます。
無印からP2Gまで、そのポジションにいたのは間違いなく、怪鳥【イャンクック】。
口から吐くブレス。体全体を使っての突進攻撃。回転して尻尾で周囲をなぎ払う攻撃。怒りによるステイタスアップ。瀕死になると睡眠をとる行動…などなど。
クックは適度な歯ごたえと、大型モンスターの基本的な行動を備え、初めて大型モンスターと接する初心者ハンターのよき練習相手として、『先生』の地位に長く君臨し、そして愛されたのです。
さて、それではトライにおける『先生』はどのモンスターか?
強さのランク的には【クルペッコ】が相当しそうですが、このクルペッコ、吠えて自分より強いモンスターを呼び寄せたり、同じく吠えて周りの体力を回復させたり攻撃力を上げたりと、非常にトリッキーな戦法を使ってきます。
『オーソドックス』…というにはちょっと違和感があります。
そこで、私がクック先生に続く第2の『先生』として推すのが今回ご紹介する【リオレイア】なわけです。
さて、このリオレイア。モンスターハンターシリーズの第一作、【モンスターハンター(無印)】からすべての作品に登場する、リオレウスと並ぶ皆勤賞モンスターにして、看板モンスターであります。
クック先生の洗礼を受け、ハンターとして1ランク上がった者の前に立ち塞がるのが、このリオレイアやリオレウスといった純粋な【飛竜】たちなんですよね。
火球を吐き出す【ブレス】
全身を使ってハンターを押しつぶす【突進】
長い尾を全周囲に振るう【尻尾攻撃】
その迫力でハンターの体を縛る【バインドボイス】
…前シリーズからプレイしているベテラン・中堅ハンターならまだしも、トライから始めたルーキーハンターさん方には、いずれも強力な攻撃です。
しかも、今まで慣れ親しんだこれらの攻撃に加えて、トライのレイアにはいくつかの新しい攻撃が追加されていて、中堅以上のハンターたちにも、「今までとは一味違うんだ」感を与えます。
また、ハンターの腕前を見るのに最適なモンスターだと思うのです。
リオレイアの基本的な攻撃、アクションに対して、ハンターもまた、基本的な動きで対応します。
そこで、その人がどういったスタイルをとる人で、どのくらいの腕前なのか、ということをおおまかにですが、掴むことができるのです。
ですから、私は初めてお会いするハンターさんには、こう声をお掛けしています。
アギ「肩慣らしにレイアなどいかがですか~?w」
とねw
ともあれ、雌火竜【リオレイア】は、トライにおいて『飛竜とは何か?』を新米ハンターに教えてくれる、ちょっとスパルタちっくな『女教師』だと、私は思うわけです。
みなさんはどうでしょうか?

