☆奈良工芸の粋 能登半島地震、奈良県内でも支援の輪 靴下や段ボール製トイレなど被災者や自衛官に

 

 

 最大震度7を観測した能登半島地震の発生から間もなく2カ月となる中、14千人に上る被災者や現地で活動する自衛官を支援しようと、奈良県内の企業でも取り組みが広がっている。

 県防衛協会によると、1月中旬、石川県輪島市で復旧・復興作業に取り組む自衛官への靴下支援の呼びかけに、馬見靴下事業協同組合(広陵町)と太陽ニット(橿原市)1400足を用意。さらに、泥など靴の汚れを拭う300メートル分のロール状タオルを三好社(大阪府泉佐野市)が支援した。

 被災者用に段ボール製トイレと椅子各50個を被災地に送ったのは段ボール製造大手の高木包装(葛城市)と宮城野けはや会。同市の観光大使を務める宮城野親方(元横綱白鵬)の宮城野部屋には石川県出身の力士もおり、被災地支援の気持ちを込めた。

(2月22日(木)奈良新聞〈一部抜粋〉)