☆将軍暗殺、一揆、感染症…「前代未聞の年だ」 古い経典に嘆きの記述
 
 
 嘉吉(かきつ)元(1441)年、室町幕府の6代将軍・足利義教が、播磨(今の兵庫県南西部)などの守護大名だった赤松満祐に殺害された「嘉吉の乱」。その大事件を書き留め、「前代未聞の年だ」と嘆く文書が、奈良県葛城市の当麻寺に伝わる古経典から見つかった。調査した奈良文化財研究所(奈文研、奈良市)が8月末に刊行した紀要で発表した。
(9月8日(金)朝日新聞朝刊〈一部抜粋〉)