去年のことですが、私の勤める会社アプライドマテリアルズが50周年を迎えました。
うちの会社は半導体を製造する機械を製造しており、その方面では世界最大大手です。
お客さんはインテルとかサムソングとか東芝とか。
私が入社当時のCEOが50周年を記念して、講演を開きました。彼は私が最も尊敬するリーダーです。
というのも、うちの会社が昔倒産するところを見事立て直したから(もちろん、私が入社する前ですが)。
でも、もっともリスペクトしているのは、、CEOという立場にいながら、できるだけ、みんながランチする食堂にきて、
ぺーぺーの平社員と率先して食事をしたり、セミナーとかミーティングでは、ほかのお偉いさんが固まって部屋の
前列を陣取っているにもかかわらず、わざわざほかの社員と一緒にすわって、地についた話に花を咲かせたりしていたところ。
そういう私もあるセミナーでお隣にすわり、どんな仕事をしてるのかお話をさせていただきました。そのころはまだ若く、初のアメリカ企業に就職して、15000人の会社のCEOがわたしなんかと対等におはなしてくださって感動したものでした。日本企業ではありえな~い。
奥さんが元国会議員で、昔シリコンバレーに引っ越してきたときは”ベッキーモーガンの旦那”と言われていたそうです。
今は環境保護の活動をしているフィランソロピスト。
シリコンバレーにいて一番の利点は素晴らしいリーダーの話が気軽に聞ける機会がとても多いこと。
Steve Jobsもそんな一人でしたよ。