Snooker(スヌーカー)とは、USDAAとCPEにある戦略ゲームのひとつ。
決められた時間内に条件を満たし、高得点を競い合います。
どういうコースを走るかは、それぞれのハンドラーとその犬の得意分野で
違ってきますが、たいてい高得点障害物は置かれている位置が難しいです。
例えばこのコース。

”1”は赤いジャンプで、コース内に3~4あり、ジャッジによっては全部4つジャンプを飛ばなければいけないときと3つか4つ選ぶことができる時があります。
このコースは3しか赤いジャンプがありません。
赤いジャンプを飛んでその後点数の障害物をとります。それを3回繰り返し、その後、2から7までの番号を走ります。もし、障害物を失敗したら、その時点で終了です。番号のついた障害物は何回でも取りにいけますが、赤いジャンプはそれぞれ一回しかできません。赤いジャンプのあと、障害物を2つやってもその時点で終了です。
この場合、高得点障害物は7Aと&7BのWeave Polesのコンビネーションなので、理想的なのはスタートから遠い右上の赤ジャンプから7ABをこなし、左上の赤ジャンプのあと、また7ABのコンビをこなし、スタート時点付近の赤ジャンプの後、7BAのコンビに2~7をこなすと最高得点が得られます。
制限時間が決まっているので、一番無駄のない距離を走るとすれば、コースの真ん中を抜けて行くことが必要になります。そのためには、障害物の間を犬が障害物を取らずに通り抜けていくことが必要ですが、なかなかそれが難しいことはアジリティーをしたことのある人にはわかると思います。というのも、犬をトレーニングするとき障害物をとることを必ず教えるから。だから、素通りして、抜けていくことは犬は改めて教わらなければいけないわけです。
ジムのセミナーはそのトレーニングから始まりました。
ハンドラーと犬の間にジャンプを置いて、上の図のように”スルー”のコマンドで抜けるように練習します。最初はジャンプの間を広くして、だんだんジャンプ間の距離を縮めていきます。最終的には犬の体の大きさまでに縮めてフルスピードで走り抜けるようにします。
それと同時にそればかりにならないように、”プルーフ”といってパターンで犬がやるのではなく、
本当にその指示が理解できるように、ジャンプの間を走り抜けるのとジャンプを飛ぶのを交互に
練習することが重要です。
べるは必ず前にある障害物をやってしまうので、またまた練習の課題が増えました。。(>_<)