2019年、夏のギリシャ旅行  👉 一覧はこちら

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2019年9月6日金曜日

クレタ島西部にある
クレタ島第二の都市、ハニア。

1週間、ひとりで語学学校に通うの巻。

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気になっていたお店で
ワインテイスティング🍷

宝石赤ミデン・アガン
Miden Agan
Μηδέν Άγαν


歴史の長いクレタ島。

ミノア文明の遺跡からも
ワイン製造の跡が発見されており、
5000年の歴史があると言われる島です。


街歩きをしていると
いい感じのお店に出会いました。


お店の名前は「ミデン・アガン」。

ギリシャ語ではΜηδέν Άγαν.

古代から信仰を集め、
神託を行なっていたデルフォイの神殿
刻まれている言葉です。


日本語に訳すと
度を過ごすことなかれ
(過ぎたるは及ばざるが如し)

正しく行動せよ

というような幾つかの意味に捉えられます。


ワイン屋さんの店名としては
なかなか皮肉が効いていますねグラサン


因みに、
デルフォイの神殿に書かれているのは
以下の3つ。

宝石白汝自身を知れ

宝石白度を過ごすことなかれ
(過ぎたるは及ばざるが如し)

宝石白誓約と破滅は紙一重
(無理な誓いはするな)


今なお生きる、有名な言葉です。



最初は閉店日だったので出直し。

しっかりした説明のついた
テイスティングもありました。

ですが、夜に人数が集まった時のみ、
ということで私は辞退。

昼間のひとりでも試せるコースを選びました。

全てクレタ島のワインで
白2種、ロゼ1種、赤2種の合計5種

なんとこれで€12

クレタ島は全体に物価が安いとはいえ
ひっくり返りそうになります。
サントリーニ島に行くと
逆の意味でひっくり返るのだけどグラサン

よく見ると
試飲のワインのボトルにお値段がついてる。

分かりやすくていいわ〜爆笑



写真左に写っている小冊子をくれて
簡単に説明されます。

そしてワインをグラスに注いだら、
あとはご自由にゆっくりどうぞ。

おつまみは
あのグラスのボトルの中から
ご自由にどうぞ。

ゆるい感じがいいでしょう?爆笑


しっかり勉強するというより
バカンスに来て
気軽に色々試してから買いたい、
というお客さんにぴったりね。


私が飲み終わる頃には
別の人たちが来ましたが、
それまでひとりでのんびり。

旧市街でも端の方なので
騒がしくないのも私好みです。


さて、始めまーす♪


まずは白ワインから。

宝石ブルーThe WhiteDolphins
Variety: Assyrtiko 80% 
Winery: Miden Agan wine cellar

ギリシャといえばアシルティコ。

サントリーニ島が有名ですが、
エーゲ海をぐるっと囲むように
エーゲ海沿岸、ギリシャ全土で作られています。

キリッとしたキレのよさは
断然サントリーニ島のアシルティコ。

このクレタのアシルティコは
もう少し柔らかかったです。


このお店のワインのようです。


宝石ブルーMikri Eygeniki
ΜΙΚΡΗ ΕΥΓΕΝΙΚΗ
Variety: Vidiano 100%
Winery: Efrosini winery

クレタ島イラクリオンのワイナリー。

ピーチやリンゴ系の
落ち着いた味の白です。



次にロゼ。

宝石ブルーDithiramvos Rose
ΔΙΘΥΡΑΜΒΟΣ
Variety: Liatiko 100%
Winery: Louloudis winery

クレタ島でよく飲む赤ワインと
同じブドウで作っているロゼ。

味は違うけれど、これも好き。

ギリシャのロゼ、結構いいです。



最後は赤ワイン。

宝石ブルーChromata
ΧΡΩΜΑΤΑ
Variety: Kotsifali & Mantilari
Winery: Menexes winery

イラクリオンにあるワイナリー。
黒や赤のベリー系の香りの赤。
ブレンドです。
割としっかりしたワインで渋みもあり。
バランスが取れていて私好みです。


ワイナリーのサイトが見つからず、
参考に下記リンクを張ります。



宝石ブルーKerasma
ΚΕΡΑΖΜΑ
Variety: Kotsifari 100%
Winery: Endochora winery

ベリーの香り際立ち渋みもしっかり。
個性がはっきりしています。

お店の方は何度も、
なかなか入荷しないし、
入荷してもすぐ売れてしまうと言っていました。

でも前者の方が好み。
と言ってそちらを買ったら、
言いたいことは分かるわ、と爆笑


ワイナリーは地元ハニア。
Facebookのサイトがあるようですが
webサイトはないので省略。




昼下がりにワインを飲むつもりで
テイスティングというのもあり。



テイスティングが終わって
お買い物をしていると、
慌ただしくお買い物をするおじさんが…

どうやらオーナーのようです。

どうぞ、お先に。
とお会計を先に譲ると、急いで感謝。

お店の外に路駐して
急いで買って帰るところなんだ。

ワインは彼女(私を接客してくれた店員さん)が
詳しいから、色々聞くといいよ!

と足早に去って行きました笑い泣き





すごろくみたいな
ギリシャのワイン産地マップ。

こんな旅したら楽しそう!

美味しいワインと美味しいお食事があったら
ハッピーよね♪



店内には
ワイナリー毎にワインを並べています。

クレタ島はワイナリーも多く、
こちらのお店はクレタ島のワインが充実。


ワイナリー巡りもあるので
参加してみたい♪

ワイナリー巡りなら
旅行代理店やホテルでも紹介しているので
それを利用するのもあり。

お目当てのワイナリーがあれば
直接行けるところもあります。


クレタ島は
ワイン用のブドウの搾りかすで
Raki ラキという蒸留酒を作ります。

Tsikoudia ツィクーディアも
ラキと同じ。

ギリシャの他の地域では
アニスの香りのついたツィプロが有名ですが
ラキはアニスの香りはありません。

香りがとってもいいです。

Rakomelo ラコメロは
ラキにハチミツを追加したもの。

単純にハチミツを入れたものから、
樽で寝かせて香りのいいものまで色々あります。

ハチミツを入れたものは、
甘いだけでイマイチなものも。

お店の方に勧められた
下記写真のRakomeloの中央、
ゴールドのキャップのついたもの、
とてもおいしかったです。



こちらのお店には
少しですが、
パスタなどの乾燥食材もあります。


私は結局
赤と白を一本ずつ、
ラコメロを一本、
キャロブのパスタを買いました。

この先の旅が長いので
あまりお買い物できないのが残念💦

毎回、島間の移動✈️で
エクセス(超過料金)払うんだけどね…
もっと買いたい爆笑



宝石赤Miden Agan
最後にワインショップのサイトを。
個人的に、とってもオススメ。

地元ワインが充実していて良質な食材もあり。

テイスティングをしても
お買い物だけでもいいと思います。

毎日、通しで営業していない
(昼休みがある日がある)のでご注意ください。