2019年、夏のギリシャ旅行  👉 一覧はこちら

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2019年9月5日 木曜日

クレタ島西部にある
クレタ島第二の都市、ハニア。

1週間、ひとりで語学学校に通うの巻。

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クレタ島のお料理教室編
その6 いただきます♪



その5の続きです。

さあ、いよいよお食事の時間!

一気にメニュー紹介、行きまーす爆笑

宝石赤ジャジキ
Jajiki/Τζατζίκι

きゅうりとギリシャヨーグルトのサラダ

ディップ状のものも
ギリシャではサラダ、というか
サラタ、と呼ばれます。

水切りした濃厚なギリシャヨーグルトに
すりおろして水気を切ったきゅうり

ここにオリーブオイルと
ワインビネガーかレモン汁など
酸味を加えます。

これをどうやって馴染ませるかが
美味しいジャジキを作るポイント。

シンプルなものこそ違いが大きい。


ギリシャ系の家族を持つ若い男性が、
これ美味しい〜笑い泣き
ママの味を思い出す〜笑い泣き
とすごく喜んでいたのが印象的。


宝石赤ギリシャサラダ(ホリアティキサラタ)

Greek salad/Horiatiki salad

Χωριάτικη σαλάτα


ギリシャのサラダ、という
国を代表する名前までつけられたサラダは
トマト、きゅうりの入った夏野菜のサラダ

ここにフェタチーズ、
オリーブオイルとオレガノを加えて完成。

田舎であればどこにでもある材料で
作られることから
ホリアティキ、つまり田舎のサラダ
と呼ばれます。

夏の暑い日に
身体の熱を取ってくれて
スッキリ、リフレッシュ!
なサラダです。

クラスでは
ここにはフェタチーズを入れず、
しっかり焼き目をつけたパンを添えて
出してくれました。

前出の若い男性曰く、
このサラダの汁にパンを浸して
ジャジキを乗せて食べるのが最高なんだ❣️チュー

なるほど、なるほど。これは美味しい。

でも食べすぎ注意だなニヤリ
まだまだお料理が出てくるはず。

若い方々はすごい勢いで食べていました爆笑
どうぞどうぞ〜。



宝石赤ブレキ
Boureki/Μπουρέκι

野菜の重ね焼き、ブレキ

たっぷりのお野菜、
たっぷりのオリーブオイル…


じっくりオーブンで焼いて
水分を飛ばしたら
お野菜の味が凝縮されました。




幾層にも重なったお野菜は
ミルフィーユのような美しいハーモニー。

それにしても綺麗な断面。

日本で作るとお野菜の水分が出て
こんなにしっかり焼き上がらないんですよね。

日本のお野菜のせいではなく
私の工夫がまだ足りないのか…

ギリシャ料理全般に言えますが
アツアツではなく、ぬるめ温度での提供です。




宝石赤ドルマダキア(ドルマデス)
Dolmadakia/Dormades
Ντολμαδάκοα/Ντολμάδες

ブドウの葉のハーブライス詰め

ズッキーニのお花にも
同じフィリングを詰めて
一緒に煮込みました。

ギリシャ全体で考えると
ドルマデス、ドルマダキアには
お肉を入れるバージョンもありますが、
クレタ島では基本はハーブライスで
お肉を入れないそうです。

葉は柔らかく、いい香りの前菜です。

お米も入っているから
お腹にたまりますウインク


宝石赤ゲミスタ
Gemista/Γεμιστά

トマトのハーブライス詰め

ブドウの葉やズッキーニの花の詰め物と
同じハーブライスです。

こちらもお肉入りのバージョンもありますが
クレタ島のハーブライスバージョンで。

ポテトはトマトと一緒に焼いたから
トマトやハーブの風味が染みている!


ブドウの葉、ズッキーニの花、
そしてトマト。

詰めるものが違うと味も違う。

真っ赤なトマトは
じゅわっとジューシーな中に
香りのいいお米が詰まっています。



分かると思いますが、
この時点で大分お腹が膨れています笑い泣き

何が出てくるか分かっているので
お腹の配分をしていたつもりですが、
(なんならランチも軽くして臨んだのにてへぺろ)
予想以上の満腹感!

そこへやってくるワイン🍷

飲み会かーい!
ってきっぷのいいノリ。

宝石赤自家製ワイン
Homemade wine
Κρασί σπιτιού

あのワインセラーから直送の
自家製ワイン。

そりゃ飲むでしょ。

樽から取り出すのを見せてくれるのも
飲みたい気持ちにさせる
いいパフォーマンスだわよねウインク

赤でも白でもロゼでもないハウスワイン。
何が一番近いかって…
ブランデー?
いやそれも違うか。



宝石赤豚肉のシチュー「スティファド」
Pork Stifado/Χοιρινό στιφάδο 

後にも先にも
私が食べたスティファドの中で
ナンバーワンの味!ラブ

お肉と玉ねぎの柔らかさ加減、味。
スパイスの香り方。
油分。

全てにおいてバランスがいい。

熟年のおばあちゃんの味に違いありません。
キッパリ!
これは先生のお母さん、
Chrisoulaクリスーラが作ったに違いない。

なんて事のないお料理に見えても
おばあちゃんが作ると
めちゃくちゃおいしいものが
ひとつやふたつあったでしょう?

我が家でも
祖母がお正月に作っていた煮物を
母や叔母、妹たちも
祖母の作り方を横で見て習ったにも関わらず
誰一人として未だに同じ味が出せません。

あれに似ている…


お料理をしたブドウ棚の下で
みんなで囲む食卓。

ギリシャでも大家族で集まると
こんな風になるのでしょうね。

はじめまして、の皆さまとですが、
和やかにおいしいひと時を過ごしました。

どれも本当に美味しくて、丁寧で綺麗。
熟練の家庭料理ならではの
心に染みるお料理でした。

かなり満腹ですが
デザートに続きます。