毎度おかしなタイトルですが、痔のオペ後から坐薬をよく使うので、病院薬剤師時代の坐薬の思い出話を一つ
本日のガーデニングネタは、パッションフルーツが寒さで黄葉になってきたので思い切ってカットしました。
まだついている実が少し赤くなっているので、熟さないかと期待して、活けてみました🌹
さて、痔と坐薬の話をば。
銀座にて肛門ポリープと潰瘍、内痔核を切除して3週間が経ちました。
お尻の痒みも痛みも減ってきましたが、まだ肛門の周りの半閉鎖した部分の2箇所がまだ治りきってないかなって感じ。
でも、ピンクのイボちゃんは小さくなり、傷のむくみもなく、小さくなっていました。
排便時は痛みませんが、坐薬を使う時に少し指(指サックしてます)で触れると、痛みます。
滲出液はほぼなくて、ガーゼで押し拭きをすると黄色い物がかすかにつく程度で、A軟膏を塗っておくと、お風呂で流すときに黄色くなってるなぁという感じです。
総じて順調と言えます
坐薬の想ひ出…その昔、大学病院の薬剤部にいたときに作っていました。
病院って、どうしても市販されていないものや、市販品だとコストが高くなる場合など、独自のレシピで薬剤部で薬を作ることがあります。
製剤室なんて呼ばれる場所で作るんですが、私は結構そこでの仕事が好きでした理科の実験のような、レシピに従って作るので料理のような。
そこでは新人の私と、少し上の男の先輩と、定年間際のおじさん先生2人と4人で細々やってました。
坐薬、目薬、注射、軟膏…あらゆるものを作ってきましたが、
坐薬はとっても簡単で、坐薬の形を作る基剤(ロウとかワックスのような固形のつぶつぶ)をあっためて溶かして、
ある成分の注射液をそこに入れて、まだ温かいうちに注射器でとって、坐薬の型に流し入れるって感じなんです。
これがプラスチック製の坐薬の型。
適当にどっかのサイトから拾ってきたんですが、ロケットの先端は閉じているので、これを逆さにして穴が空いている底の方から液体を流し込み、
室温で固まったら底の方をシーラーで熱をかけて閉じたら完成
簡単でしょ。
おじさん先生の1人と一緒に作っていたら、ボソリとこんなことをおっしゃった。
「そういえば昔さぁ、バレンタインのお返し、この型にチョコ流し込んで配ってたわ🍫」
( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;゚ ブフォ
中身が100%チョコレートでも食欲失せそう
当時はそう思ったけど、なかなか洒落が利いていて今はよろしいかなって思います
そう言う洒落のわかる人にお返ししたい代物よね
製剤室で大変だったのは何かなぁ…目薬?
工程自体は難しくないけど、検査用のもの大量発注されると600本の目薬を数人で手分けして、
液を入れて、中蓋閉めて、キャップ閉めて…とやるので、手の皮が薄い人は豆ができて皮むけてました💦
注射のアンプルは、中身を入れてガラスを閉じるのが楽しかった。
春先の火傷の季節は、大量の軟膏が動きます。
(田舎なので野焼きで、火が燃え移ってしまうことが多かった)
らいかい機という、和菓子屋であんこ練るような、かまぼこですり身を混ぜるような機械でプレーンの軟膏に薬を混ぜていきます。
火傷の範囲が広く、複数人治療されていると、1日2回作ったり…
懐かしいな(遠い目)
痔ともガーデニングとも違う話題ですまんす