ホワイトデー坐薬物語 day22 | Rhei rhizoma

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花育てが趣味、普段は薬局にいます。HIV/AIDSが1番詳しいはず…腎移植とか結構やってました、、
アロマ、美味しいものの話もたまに。

毎度おかしなタイトルですが、痔のオペ後から坐薬をよく使うので、病院薬剤師時代の坐薬の思い出話を一つニコニコ

本日のガーデニングネタは、パッションフルーツが寒さで黄葉になってきたので思い切ってカットしました。
まだついている実が少し赤くなっているので、熟さないかと期待して、活けてみました🌹



さて、痔と坐薬の話をば。
銀座にて肛門ポリープと潰瘍、内痔核を切除して3週間が経ちました。
お尻の痒みも痛みも減ってきましたが、まだ肛門の周りの半閉鎖した部分の2箇所がまだ治りきってないかなって感じ。
でも、ピンクのイボちゃんは小さくなり、傷のむくみもなく、小さくなっていました。

排便時は痛みませんが、坐薬を使う時に少し指(指サックしてます)で触れると、痛みます。
滲出液はほぼなくて、ガーゼで押し拭きをすると黄色い物がかすかにつく程度で、A軟膏を塗っておくと、お風呂で流すときに黄色くなってるなぁという感じです。

総じて順調と言えますチョキ


坐薬の想ひ出…その昔、大学病院の薬剤部にいたときに作っていました。

病院って、どうしても市販されていないものや、市販品だとコストが高くなる場合など、独自のレシピで薬剤部で薬を作ることがあります。
製剤室なんて呼ばれる場所で作るんですが、私は結構そこでの仕事が好きでしたニコニコ理科の実験のような、レシピに従って作るので料理のような。

そこでは新人の私と、少し上の男の先輩と、定年間際のおじさん先生2人と4人で細々やってました。

坐薬、目薬、注射、軟膏…あらゆるものを作ってきましたが、
坐薬はとっても簡単で、坐薬の形を作る基剤(ロウとかワックスのような固形のつぶつぶ)をあっためて溶かして、
ある成分の注射液をそこに入れて、まだ温かいうちに注射器でとって、坐薬の型に流し入れるって感じなんです。


これがプラスチック製の坐薬の型。
適当にどっかのサイトから拾ってきたんですが、ロケットの先端は閉じているので、これを逆さにして穴が空いている底の方から液体を流し込み、
室温で固まったら底の方をシーラーで熱をかけて閉じたら完成キラキラキラキラ

簡単でしょ。

おじさん先生の1人と一緒に作っていたら、ボソリとこんなことをおっしゃった。


「そういえば昔さぁ、バレンタインのお返し、この型にチョコ流し込んで配ってたわ🍫」


( ;゚;ж;゚;)゙;`;:゙;;゚   ブフォ


中身が100%チョコレートでも食欲失せそうガーン


当時はそう思ったけど、なかなか洒落が利いていて今はよろしいかなって思いますウインクキラキラ

そう言う洒落のわかる人にお返ししたい代物よねアップアップ


製剤室で大変だったのは何かなぁ…目薬?

工程自体は難しくないけど、検査用のもの大量発注されると600本の目薬を数人で手分けして、

液を入れて、中蓋閉めて、キャップ閉めて…とやるので、手の皮が薄い人は豆ができて皮むけてました💦


注射のアンプルは、中身を入れてガラスを閉じるのが楽しかった。

春先の火傷の季節は、大量の軟膏が動きます。

(田舎なので野焼きで、火が燃え移ってしまうことが多かった)

らいかい機という、和菓子屋であんこ練るような、かまぼこですり身を混ぜるような機械でプレーンの軟膏に薬を混ぜていきます。


火傷の範囲が広く、複数人治療されていると、1日2回作ったり…


懐かしいな(遠い目)


痔ともガーデニングとも違う話題ですまんすニヒヒ


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