ファッション・アパレルブランドの栄枯盛衰。





私、元アパレルパート販売員にして、

コロナ失業した身であります。





コロナ禍でのアパレル業界の厳しさは、

身に沁みて実感致しました。






最後に働いていたアパレルが服飾雑貨店系

でしたので、その視点から

現在苦境に立たされている、某バッグブランドに

対する見解を書いて行こうと思います。





私が高校生〜20代の時まで大人気だったので、

リアルタイムでブランドの栄華は見ていました。




かくいう私も、18歳の時にそこのバッグが

欲しかったけど値段から手が出せず、

チャームだけ買って、数年後にネトオクで

バッグを買った経験があります。




今だに家にあるチャーム






最近の日本の若い女の子のファッションの流行は、

韓国から来ているケースが多いです。





しかし、韓国の流行は元を辿れば

アメリカから来ているものがほとんどなので、

必然的に、アメリカのトレンドを

韓国経由で追っている

ということになります。





2000〜2010年代は、アメリカセレブの台頭に

より、彼女達のラグジュアリーなファッションが

トレンドの最先端となりました。





しかし現在米で人気のモデル、ヘイリー・ビーバー

(ジャスティン・ビーバーの奥さん)や

グラミー歌手のデュア・リパ、アリアナ・グランデ

に代表される、アメリカで活躍する

ファッションアイコン達がこぞって着用するのは


・デニム

・ボディスーツ

・カットオフアイテム

・ダメージ加工アイテム

・スウェット素材アイテム



…といった、カジュアル&エッジの効いた

アイテムばかり。





そこにプラスするバッグは、


・一周回って、名の知れた

ラグジュアリーブランド


・持ちやすいスポーツブランド系


・もしくはひねりの効いたもの


…の、どれかなんですよ。





そのどれでもないものは、

現在の流行にはハマりにくい。






私が働いていたブランドは、大手セレクトショップ

にも置かれている、比較的こだわりのある人や

海外テイストが好きな人、海外の人に

人気のブランドでしたが、それこそ

コロナ禍でのリモートワークの普及での通勤鞄

需要激減や日本↔︎海外旅行需要の激減をモロに

受け、他のアパレルブランドと同様に、

厳しい状況に立たされました。


 



その中で、デザイナーさんや販売元の方々の

試行錯誤を重ねる姿を見てきたし、

世の中の変化を嫌というほど実感しました。





今年、都内の店舗にて知り合いのスタッフさんから

聞いたところ、現在は海外からの観光客需要が

復活し、客足も良いとのことでした。





日本でのモノ作りにこだわり、それが伝わる

国内外から支持されるブランドである

というのは強いです。





しかし、某ブランドに関しては


・デザインは海外っぽい

・でも日本製のものもある

・値段が海外のブランドと同じ位する




…同じ価格帯なら、

ケイト・スペード(米)や

フルラ(伊)、コーチ(米)の方が

良くない?…と思うのかなと。





若い女の子達にとって、手軽には行けない海外の

ものを手に入れるのは楽しいもの。





日本製の良さに気付くのは、

30代超えてからだったりする。





プロモーション的には、若い子達に人気の

国内外のアイドルを起用しない限り、

難しいと思う。





ちなみに私が働いていたブランドは、

メンズアパレルの服飾雑貨系ブランドだったため、

お客様が若い女の子に限定されず、

老若男女問わず使える鞄

を扱っていたのも強みでした。




ちなみに。


昨日、都内某所の車道を自転車で走っていると。





電動キックボードで颯爽と私の横を抜いて行った、

オシャレなお兄さん。





彼の肩には、見覚えのある肩掛けバッグ。





もしかして…⁉️と思って、追い着いた

信号待ち時間に、至近距離で確認。





…やっぱり、そうだ。


私が働いていたブランドの

バッグでした。



夜22時近くの、都内の大通りで。





 なんとも言えない、エモい気持ちになりながら、

資格試験の勉強するためにファミレスに

向かった私なのでした。