バイノーラル録音をやってみよう!②
さて。
予定通り、今日は変換ケーブルのブログを書きます。
先日手配したバイノーラルマイクは、通常のイヤフォンジャックと同じ3.5mmのミニステレオプラグになっています。音響機材の多くは、この3.5mmミニステレオプラグのマイクを入力できる機材はほとんどありません。(一部小型レコーダで使えますが・・・)
そのため、3.5mmミニステレオプラグからXLRへの変換ケーブルを作ります。
幸い手元にある余った材料で作ることができました☆
3.5mm変換ミニプラグ(メス) / TOMOCA JS-3.5SJ
XLRプラグ(オス)×2個 / NEUTRIK NC3MX-B(古いヤツ)
ステレオマイクケーブル / MOGAMI No.3106
収縮チューブ(適量)
※録音ケーブル用のハンダには銅入り銀ハンダを使用しています(好みによりますww)
①まずは3.5mmのプラグを着けるため、片端の皮膜を剥きます。LR両方。ここではLR各々に青・白・銅(グランド)の3色の銅線が出てきます。編みこまれた銅線はキレイにバラしてしまいましょう。
一応、青線がプラス・白線がマイナス・銅線がグランドとしておきます。
②ステレオケーブルとは言っても、ただのマイクケーブルなので、LRで色分けされている訳ではありません。自分でマーカーなどで判別できるように塗っちゃいましょう!
また、3.5mmはアンバランス接続のため、白線は皮膜をはがして銅線と結んでしまいます。
③LRの各青線を中心に銅線を編みこみ、銅線の先端を一つにまとめます。
④さらにアルミホイルを先ほどの銅線に接触するように巻きつけます。
これでノイズ対策はバッチシ?です。
⑤アルミホイルを巻いた上から、収縮チューブを被せて、ターボライターで炙ると、キレイな自家製皮膜が出来上がります。
このとき、LRの青線と銅線の計3本が頭1.5cmくらい出ていると理想的です。
⑥先ほどの頭1.5cmの先端皮膜をはがし、3.5mmミニステレオプラグにハンダ付けします。この時、LRを逆さまにしないように事前にテスターなどで確認しておく事をお勧めします。
⑦L・R・銅線(グランド)をハンダ付けしたら、カバーを被せます。
⑧必要であれば補強や酸化防止のため、さらに外から収縮チューブを被せてもかまいません。
これで3.5mm側は完成です。
(XLRはL・R別々に作ります)
⑩皮膜を1.5cmほどはがし、青線・白線・銅線でまとめます。
⑪XLRはバランス接続なので2番/青線、3番/白線、1番/銅線でハンダ付けします。
⑫最後にカバーを着けて片側は完成です。
ステレオケーブルMOGAMI No.3106の皮膜は片側だけプリントがあるため、LRを任意に作れますが、プリントがない場合は、LRが分かるように印を付けておきましょう☆
左右のXLR端子を着ければ、変換ケーブルの完成です♪(o^-')b
最後に必ずテスターで、信号のチェックと、L/Rが逆さまになっていないかチェックしてくださいね!
さて。
この変換ケーブルを使って、バイノーラル録音に励みたいと思います(^O^)/
次の更新は。。。録音当日かなぁ。。。(;^_^A