困っていることが多い
わが家の子どもたちは、それぞれの特性から「困っていること」が多いです。
世の中には専門家の先生たちが書いてくださった、困りごとを解決する本がたくさんあります。
何度、そういったありがたい本を子どもたちにすすめただろうか…いつも答えは
むずかしい…よくわからない
字が多くて読む気が起きない!
こんな様子でした。そんなときに出合ったのが「マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック」です。
表紙がかわいい
表紙がポップでイラストがかわいいです。
タイトルも「攻略ブック」という子どもの心を揺さぶるワードが使われていることで、「どんな本なんだろう?読んでみたい!」という気持ちにさせてくれるようです。
本はむずかしい、文字ばかりの本を読むのは苦手…というわが家の子どもたちも本をリビングに置いておくだけで手に取ってくれました。
どんな「困りごと」を解決できる?
18のエピソードから、困りごとの解決方法を紹介しています。
・会話で相手を怒らせてしまう
・”話したい”気持ちをがまんできない
・友だちに近づきすぎちゃう
・あいさつするのが苦手
・話をうまく伝えられない
・一番にこだわりすぎる
・怒るとすぐに手が出ちゃう
・忘れ物、無くし物が多い
・姿勢が悪くてやる気がないと言われる
・触れると不快なものがある
・教室や外で光がまぶしい
・大きな音が苦手
・味へのこだわりが強くて怒られる
・夜眠れない、日中眠くなる
・お金を使いすぎちゃう
・スマホ、ゲームがやめられない
・読み書きが苦手
・困っているときに「助けて」が言えない
「マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック」より引用
こういう困りごとあるある!と大きくうなずいてしまうラインナップです。
マンガがわかりやすい!
それぞれのエピソードの主人公が、生活の中で失敗したり困難に直面したりします。
そこに「お助けキャラ」が出てきてアドバイスをくれるのですが、お助けのキャラが学校の先生やお医者さんではなく、ドラゴンや悪魔やプリンセスなどのキャラクターなんです!
絵柄もかわいらしく、子どもの目線で話してくれるお助けキャラにも親近感がわきます。
子ども心をがっちりつかむキャラクターばかり!
親に言われるよりいいのかも?
今まで、子どもたちに「困りごと」が発生したときは、親のわたしたちが解決方法を教えたり、生活のアドバイスをしたりしていました。
最近は子どもが大きくなってきて、親に言われたことを素直に受け入れることが難しいこともあるようです。
アドバイスもなかなか難しくなってきたと感じていました。
子どもたちは「マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック」を熱心に読んでいるので、マンガの中のアドバイスから、自分なりの解決方法を見つけることができたらうれしいです。
自信にもつながるかなと思います。
困っている子も、困っていない子にもいいのかも?
「困りごと」がある子どもはもちろんのこと、困りごとが無い子が読んでも「こんなことに困っている人がいるのか」と、気がつくことができるのではないかと思います。
わが家の子どもたちが困っていることは
長女の困りごとはこの3つです。
・話をうまく伝えられない
・困っているときに「助けて」が言えない
・夜眠れない、日中眠くなる
・話をうまく伝えられない ・困っているときに「助けて」が言えないこのふたつは、マンガに書いてあったアドバイスをもとに、がんばってみると話していました。
夜眠れない、日中眠くなる。という困りごとは、生活の改善が必要そうなので、わたしも協力して実践してみたいと思います。
次女の困りごとはこのふたつです。
・一番にこだわりすぎる
・大きな音が苦手
一番にこだわりすぎるところは、家族でUNOをするときなどにも困っていたので、マンガを読んで「一番にこだわりすぎると周りの人がどう思うか」というところも学んでほしいと思います。
大きな音が苦手なことは、次女本人が「わたしだけ音にびっくりしてしまって恥ずかしい」と悩んでいたので、音に敏感な人がほかにもいることを知れて安心していました。
必要に応じてイヤーマフなど積極的に活用してみたいと思います。
感想
著者のモンズースーさんも「困りごと」を抱えていたと本の中で話しています。
その体験からか、マンガの主人公たちの悩みの表現もリアルです。
「この主人公はわたしと同じだ」と困っている子どもが共感しやすい内容で、魅力的なキャラクターが主人公に寄り添ったアドバイスをくれるのも、子どもの心をぐっと掴むと感じました。
「マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック」を読んで、わが家の子どもたちも自分の「困りごと」が生活にあたえる影響や、その解決法を学んでいけたらいいなと思っています。