進学・就労
長女も中学生になり、進路相談があるとぼんやりしていた進学・就労が具体的になってきます。
現在の生活でも精一杯なのに、いったい何から考えたらいいのか……
不安になります。
「親子で理解する発達障害 進学・就労準備の進め方」は、子どもの特性を考慮した進学・就労の進め方が紹介されています。
第1章 これだけは知っておきたい基礎知識 発達障害とは?
第2章 将来の自立・自活へ向けた進路選びとは
第3章 子どもの特性や状態をしっかり把握する
第4章 高校の選択がその後の自立・自活を左右する
第5章 就労に必要な生活スキル(生活習慣)を身につける
第6章 自立・自活へ向けた就労先の選び方
第7章 子どもの自立・自活へ向けて
「親子で理解する発達障害 進学・就労準備の進め方」より引用
第1章では発達障害の紹介や、それぞれのタイプの特性を説明しています。
進路スケジュール
第2章では「子どもの進路スケジュール」を考えています。
中学2年生頃から、中学卒業後の進路を考えはじめると良いそうです。
目で見て確認できるように「進路スケジュール」を作ることで具体的に行動に移しやすくなります。
「親子で理解する発達障害 進学・就労準備の進め方」より引用
長女は耳から入った情報が頭に残らないことが多いので、「目で見て確認できる」というのは大切だと思いました。
また苦手なこと、得意なことを紙に書きだして整理する作業も面白いと思いました。
こちらも紙に書いて、それを見ることによって冷静に「目で確認」できるので、
会話のみの話し合いだとヒートアップしてしまう特性の話も、落ち着いて話せるのではないかと思いました。
そのほかにも、進学先の情報の集め方、担任の先生との面談の際に聞いておいたほうが良いことが載っています。
相談しておきたいことのポイントを知れば、限られた時間の中で内容の濃い面談ができそうです。
高校選び
2章では高校選びにも触れていますが、高校選びは長女も迷走しています。
外出が苦手な長女の希望は「家からなるべく近い高校に行きたい」です。
その希望を優先すると、家から6キロほどの普通科の高校になります。
しかし最近「将来は農業の道に進むのもいいね」という話になったので、農業の専門知識を学ぶべく、農業高校へ進学することも考えたほうがいいかと思っています。
長女は普通科の高校と、実業科の高校が存在するのも知らないと思うので
よく話し合わなくてはいけないなと感じました。
生活スキル
第5章の生活スキルの、「時間の使い方や生活のリズム」「金銭感覚」などは、わたしたち親が管理してしまったり、口を出してしまっていたので、自分で考えて行動させることも将来のために大切だと感じました。
就職先の選び方
第6章の就職先の選び方では、特性に合った仕事選びや、働きやすい環境について書かれています。
利用できる「就労支援機関」や「支援者」のことは知らなかったので大変参考になりました。
体験談がとても役に立ちました。
第7章では、実際に発達障害のお子さんがいる家庭の支援の様子を、詳しく紹介してくださっています。
実際の体験談は内容が具体的なので、長女の生活に生かせそうなものがたくさんありました。
長女の特性を考えたときに、今からどう動いていいか不安でしたが、学んだことをひとつずつ積み上げて将来に備えたいと思いました。