帰宅した長女は泣き崩れ

 

「今日、ハンカチを無くしたんだよ!もう終わりだよ!台無しだよ」

 

と叫ぶ。

 

「そうだったんだ。あなたはハンカチを3枚しか持っていないけど、どのハンカチ?」

 

「知らないよ!!!!でも無いんだよ!

今日!国語の時間に詩を書くことになって、ハンカチが無いからハンカチを無くした詩を書いたよ!」

 

ハンカチを無くした詩??

 

「朝は絶対にあったはず!苦しい!苦しい!」(過呼吸)

 

「わかったよ。落ち着いて。まずどのハンカチが無いのか調べようか」

 

ハンカチ置き場で残りのハンカチを見る。

 

・ピンク色

・チェック柄

・ウサギ柄

 

三枚ともある。全てある。

 

「三枚ともあるよ。今日は朝からハンカチを持って行かなかったんじゃないの?」

 

「…朝は持ってたはずなのに…はぁはぁ…疲れた」

 

「疲れちゃうね。おやつ食べたら?」

 

通常運転、娘は今日もがんばってます。