修学旅行

 

長女は六年生なので修学旅行が控えています。

 

わたしが子ども時代は、家族旅行が無い家庭だったので、学校行事の宿泊活動や修学旅行など、泊まる系の行事は楽しみで楽しみで浮かれていたのを覚えています。

 

しかし長女は、期待と不安が入り混じる…小さな期待に不安が覆いかぶさっているような様子です。

 

 

5年生の宿泊活動

 

 

5年生のときにも、一泊の宿泊活動がありました。

 

几帳面な長女は、1か月まえからアレコレ準備し、細かいことも練習していました。

 

当日の体調も良好、元気に出かけて行ったのですが…

 

夜に些細なトラブルでパニックを起こしてしまい、制御が効かなくなって途中で帰宅することになりました。

 

原因は、夕食の際にお茶をこぼしてしまい、それにうまく対応できずパニックになってしまったことです。

 

宿泊施設は自宅から一時間半くらいの場所でしたので、わたしが車で迎えに行きましたが、長女は憔悴しきっていました。

 

一見楽しそうな活動も、初めてのことが多すぎてキャパを超えてしまったのか、と感じました。

準備万端のように思っていましたが、準備はまだまだ足りなかったのです。

 

それから数か月は「一泊すらできない自分」「お茶をこぼしたことに対応できなかった自分」に自己嫌悪し、さめざめと泣いて過呼吸を起こす日々でした。

 

わたしはというと、「長女にはこんないいところがあるよ」と励ましたり、ゲームやYouTubeの長女の好きな話題で、気をそらせたりなどで対応しました。

 

長女のいいところを挙げるのは簡単なことなのです。

 

しかしゲーム・YouTubeの話題を振るというのは、知識がないと難しいので、子どもたちの趣味趣向にアンテナを張って話題を集めています。

 

テレビゲームはヘタクソなので実際にプレイたりしてもうまくいかず…なかなか大変です。

 

しかもテレビゲームは片手間にできない作業なんですよ!目も脳も使うし両手も使う。とんでもなく贅沢な作業です。

 

 

ドクターにも聞いてみました。

 

 

修学旅行の件は、大学病院を受診した際にドクターにも相談してみましたが、

「修学旅行なんて行かなくていいよ!休んでも死ぬわけじゃないし」とおっしゃっていました。

 

わたしはすごく肩に力が入っていたので、「そうなの!?」 という気持ちでした。

 

ドクターいわく

「こういうタイプの子は失敗すると、その時の記憶が鮮明に焼き付いてしまうタイプが多い。

無理に参加させて何か失敗し、嫌な記憶として残るより、最初から参加しないほうがいい場合もある。

しかし、旅行に参加して成功すれば、貴重な成功体験になるので、参加させるかどうかの判断が難しい」

 

とのことでした。

本当に難しいです。

 

長女に参加の可否を尋ねてみると「行きたい…でも行きたくない…」とのことなので、とりあえず行く方向で準備を進めてみようと思います。