3回目の診察

 

3回目の大学病院の診察は長女のみの診察でした。

 

ちょうど夫が休みで「俺が連れていく」と言うのでお願いしました。わたしと次女は留守番をしていました。

 

帰宅して夫は「あの先生はダメだ!うちの娘は病気じゃない!」みたいなことをブツブツと吐いていました。

 

嫌な予感がしました。

 

夫は怒ると無口になるので、詳しくは聞き出せませんでした。

 

 

4回目の診察

 

 

そして4回目の診察の日、このときは春休みでした。

 

わたしが子供たちを連れて診察室へ入ると、難しい顔をしたドクターが待ち構えていました。

 

2回目の診察のときのような笑顔はなく、わたしはいろいろ(夫の失言)を察して、心の中で頭を抱えました。

 

診察がスタートし、まずドクターから長女への問診、そして子供たちが席を外し、ドクターとわたしとの面談になりました。

 

いろいろな話の中、夫の話が出ると、あからさまにドクターの顔色が曇りました。

 

夫さんもASDの傾向がありますよね。と先生はおっしゃっていました。そして

 

「子どもに対する考えは、夫婦足並みをそろえていかなければいけないですよ。お父さん、お母さんの人生ではありません。長女さんの人生です。長女さんが生きやすいようにしていかなければ。ご夫婦でよく話し合ってくださいね」

 

前回の診察のとき、夫が相当失礼なことを言ったのだろうな。と思いました。

 

こういうとき、わたしは口下手なのでうまいことは言えないのですが

 

「わたしは長女のことを大切に思っています。どんなことになっても支えていく覚悟です。先生、これからもどうぞよろしくお願いいたします。」と言って診察が終わりました。

 

ドクターの厳しい表情、生きた心地がしなかったです。

 

この日の大学病院はとても混雑していました。みんながんばって診察に来ているのですね。わたしも子どもたちもそう。

 

時間は12時を回っていたので、コンビニでおにぎりとブリトーを買って帰りました。