夫は激怒した。

 

仕事から帰った夫に紹介状の封筒を見せると、みるみる顔色が変わり怒り出しました。

 

夫の言いたいことは以下のとおりです。

 

・このまま大学病院で診察してもらい、病名をつけられたら、一族からそういう者を出したことになってしまう。

 

・夫の一族は優秀な方が多く、そんなことが親戚に知れたらはずかしい。

 

わたしはこの夫の反応の予想はしていなかったので、なるほどそうきたか。といったかんじでした。

 

しかし夫にいかなる理由があっても、大学病院受診は止めない。そう思いました。

 

「長女もわたしも、そして次女も、もう限界だよ。」刺激しないよう静かにそう話すと夫は無言になりました。

 

 

次女のチック

 

次女も5歳から続いている、チックの症状がひどくなっていました。

 

先日、小児科の先生に相談したところ、同じく大学病院を紹介されました。

 

チックは朝起きてから、夜眠りに落ちる瞬間まで、一日中激しく続いています。

 

「う、う、」などの音声チックや首振り、顔しかめなどのチックも日に日に増えています。

 

学校の担任の先生からも「チックが出ているので、受診してみてはどうか」と言われていました。

 

長女が毎晩泣いているので、ついつい長女にかかりっきりになってしまいました。

 

私の身体が二人に分身して、一人は泣き叫ぶ長女を抱きしめ、もう一人は次女をだっこして大好きな絵本をよんであげる。

 

そんなことができたらいいのに。と思いました。