AGI ウール織じゅうたん専門 webショップのブログ記事
「CARPETS TIPS」:カーペットに関するヒント
カーペットのコト・Webショップ製品のことなどをご紹介しています。

 

 

1. ウィルトン織り

 

 

ウィルトン織りという言葉を見るかと思います。

そのウィルトン織りという中に 正式にウィルトン市と歴史的に関わっていない ウィルトンカーペット(ウィルトン織り)がございます。

ベルギー産・トルコ産ウィルトン織などの織機で織られたタペストリー・ラグなどです。

 

まず最初に ウィルトン織りカーペットやタフテッドカーペットで 製造されてるロールカーペットについてご説明します。

 

 

ロールカーペットとは

 

例えば 364cm巾などの 広い巾で生産されたカーペットを 用途空間に合わせて壁際から壁際まで(ウォール・ツウ・ウォール)など 敷き込まれるカーペット形状のことです。(敷き詰めロールカーペット)

 

ホテルやオフィスビル向けなどの業務用途 一般住宅やマンションなどの家庭用途に大別されます。

日本でのロールカーペットの歴史は 国会議事堂の赤じゅうたん(ウィルトンカーペット)などの業務用途から始まりました。

 

国会議事堂赤じゅうたん物語

 

 

 

2. 織りカーペット

 

織カーペットの定義は経糸 緯糸で作られた基布に パイルを形成させた物になります。

つまり 手で結び付ける方法ともうひとつは 機で緯糸に経糸に パイル糸織り込む方法との2通りあります。

 

紀元前2000年頃に生まれたとされる緞通は 

基布の経糸にパイルを結び付ける方法で作られ カーペットとして今日まで生き続けています。

この手結びの方法は 衣服や裂地に用いられることなく 独自の方法として残っています。

 

一方 手機(てばた)で作る技術は 

古くから布地などを作る技法として生まれ 発展し続けています。

カーペットについては イランで生まれた地経糸をパイルにするビロード織が12世紀にはヨーロッパに伝わり 粗く太い糸を使用したカーペットに改良され 18世紀頃にはイギリスで製造方法が確立されていきます。

 

織機の発展は18世紀のイギリス・アメリカで発展し ほとんどの技術は この時代で確立されています。

その後は 動力や電子技術の発展で 高速化 高コントロール化が進むことになり今日に至っています。

 

織機によるカーペット技術の中で 特筆すべきはアキスミンスター織のパイルを 植え付ける技術で これは織カーペットのみの独自技術として発展しています。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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