Swallowtail. -4ページ目
どうしてだろ。
今日は無償に会いたい。
忘れたはずのあの人に、
どうしても会いたい。
連絡する勇気なんてナイし、
会いに行くことなんて出来ないのに。
それが分かってるからかな?
今日は無償に会いたいんだ。
気付けば今日はまだ誰とも話していない。
じっと部屋にいて、
雨の音を聞いて、
ご飯を作って、
一人で食べて、
また雨の音を聞いている。
誰かと話したい。
忘れたはずのあの人と話したい。
優しい声を聞きたい。
冷たい声を聞きたい。
温かい声を聞きたい。
どうしてだろ。
どうしてかな・・・
雨の日はとてつもなく憂鬱で、
この季節の雨はァタシをダメにする。
懐かしい風景が簡単に蘇ってしまう。
あんなに忘れるのに時間がかかったのに、
こんなにも一瞬で蘇ってしまう。
少し肌寒いね。
足の先が冷たいよ。
雨の匂いがするね。
秋の匂いがするね。
元気でいますか?
元気でいますか?
お願いよ。
今日はどうしても声が聞きたいの。
Lee-K.
一人ドライブなんてしてみたり。
窓から入る風の匂いが、
何故か懐かしい。
思い出す。
肌寒い季節を。
どうしても、
どうしても、
こんな夜は思いだす。
けど、
なぜか心穏やか。
うん。
成長したな、なんて・・・
どうでもいいけど、
あの電話。
一体なんだったんだ?
時間帯と曜日を考えると、
結局アイツの仕業としか思えない。
ん~、
気に障るぜ。
ようがあるなら自分が電話しえくればいいのに。
電話くらい出てやるのに。
いや、
出ないかも。
それにしても、
気分を害すようなマネはしてくれるな。
ココロオダヤカに、
ドライブしてても、
思い出してしまうじゃないか。
ん~、
ふぁっく。
生きてるかの確認か何かですかね?
なんなんだろう。
もう遅いがね、。
ァタシの心を動かすには・・・
なんにもないのに、
なんでもないことなのに、
O型と言われただけで、
少しドキッとしてしまった。
情けない。
というか、
ただのバカだ。
そうだ、
ホントにァタシは単純で、
先入観に惑わされやすいのだ。
おばかさん。
まったくこの性格、
時々ほーんとイヤになる。
Lee-K.
どうしちゃったんだろう。
ん・・・
らしくない。
らしくないよぉ・・・
どうしたらいいんだろ?
きっと自分では分かってる。
怖いんだ。
怖いんだよ。
でもね、
進むしかないんだよ?
道は真っ直ぐなんだもん。
前にいくしかないの。
止まってちゃダメ。
前へ、前へ・・・
ァタシなら大丈夫だよ。
確かにね、
分かるんだ。
今の無気力な理由。
失った体は無気力で、
やる気は全くなくなった。
でもね、
時間がいろんなことを解決してくれてるよ。
大丈夫。
大丈夫だよ。
Lee-K.

