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【エルサレム=黒沢潤】イスラエル紙ハアレツ(電子版)によると、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘を一方的に停止したイスラエル軍が18日夕、イスラエルへの撤退を開始した。ハマスが同日午後、停戦宣言をしてから数時間後に作業が始まったとみられる。先月27日からの大規模戦闘は収束に向け、大きく動き出した。
■写真■ イスラエル軍が攻撃したパレスチナ自治区ガザの国連学校から逃れた人々
イスラエル軍高官はハアレツ紙に、「撤退が徐々に始まっている」と言明した。撤退の規模や、撤退スケジュールなどは一切不明ながら、イスラエルのテレビ局は、数十台の軍用車両に乗る兵士が、ガザからイスラエルに帰還する際に、笑顔でVサインを出す様子などを放映した。
イスラエルのオルメルト首相が17日夜、一方的停戦の開始日として発表した18日午前2時以降、ハマス側からは少なくとも17発のロケット弾がイスラエル領内に撃ち込まれた。だが、ハマス側が同日午後、即時停戦を発表したことで、ガザ撤退の環境が整った。
イスラエル軍はハマスが攻撃を本格再開させた場合、ガザでの攻撃体制を強化する方針だ。ただ、双方の間では当面、散発的な交戦があるのみとみられる。
一方、エジプトの保養地、シャルムエルシェイクで同日開かれた中東・欧州首脳らによる緊急会合は閉幕。エジプトのムバラク大統領は「悲しいページを閉じる時期が早く来るのを心待ちにしている」と述べ、イスラエル軍の早期撤退と、ハマスによるロケット弾攻撃の完全停止に期待を寄せた。
