最初の数話を見逃してしまったので見る気はなかったのですが、たまたま4話目以降の録画をしていたので見ることにしました。キムタク主演のフジ月9ドラマということでかなりの期待値があったのでしょうが、このドラマはキムタクを目当てにドラマを見る人というより、主人公である「風間公親」という人物の人間描写、そして次々に風間教場と言われるところに研修/再教育の為に送り込まれる警察官の人となりと風間との距離感、そしてどのようにして人というのは心震わされるのか、そして変わることができるのか、という物語の根幹を見たいという人に受け入れられる作品なんじゃないかと思った次第。物語は至ってシンプルでなかなか高揚感が得られるような作品ではない為(個人的な意見ですが)賛否かなり分かれてしまうでしょうが、最初から最後まで軸となっている事件において、その淡々と過ぎていく時間の中に見ることができるひとりの人間のできることに対する限界に苦悩する姿や葛藤し、それでも先に進んでいく姿、これがすごく良い。きっと最後には風間なような人を好きになってしまうに違いない!