窮鼠猫を噛む | あげ手

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窮鼠猫を噛む きゅうそねこをかむ

追い詰められたネズミが逃げ場を失ったとき、必死で猫に噛みつくことがあるということ。

 

韓国では、朴槿恵大統領は、知人に国家情報の漏洩問題。

米国では、ヒラリー大統領候補が、メール問題。

 

朴槿恵大統領は、現職の大韓民国の大統領。

ヒラリー大統領は、元国務長官で現政権民主党の候補。

 

共に軍を動かせれる存在であります。

 

両氏とも、絶体絶命の窮地であり、さらに悪くなる気配であります。

 

彼女らが、この窮地に打開するためには、

世論はもう、後戻りはできない状態。

報道機関は、さらに過去の失態や闇の部分をクローズアップをして、

火に油を注ぐ。

 

朴槿恵は、大韓民国の軍隊の総司令官でありますから、いつでも、

自体鎮圧のために軍隊を動かすことができます。

このまま辞任して、逮捕されるのはだれでもわかること。

その道を受入れるか、他に活路を見出すかであります。

 

他に活路を見出すということで、

人事を刷新をしても、罪に謝罪・協力を声明をだしても、

次に次に反対の声は上がり、マスコミはさらなる糾弾ネタを繰り広げる。

 

逃げ場がない状態になったら、人はどうするかであります。

支持率が5%、デモ、マスコミの糾弾、野党の批判、腹心の部下・親友の逮捕。

もう、レームダックという言葉での生易しい言葉の窮地ではありません。

まさに八方塞がりであります。

 

もし、朴槿恵が辞任でなく、活路を見出し

軍部と結託したらどうなるか?

 

北朝鮮のミサイル問題で、軍隊のコミュニケーションは密になっているはずである。

朴槿恵の親派の軍隊高官とやれば、できるはずである。

 

だが、やれば大韓民国は、政治・経済はズタズタになることがわかっているが、

そもそも、韓国の歴史も現状の大韓民国にしても、軍事クーデターはよくあること。

李承晩に、朴槿恵の父である朴正煕もそうである。

どれだけ人民を弾圧して、殺害したことだろうか?

我が身を守るために、我が志のためにどんなことをやったかは、

歴史が証明している。

戒厳令や金融凍結をしても、

朴槿恵の父である朴正煕は「漢江の奇跡」と言われることをやった。

つまり、朴槿恵にも私にもできるという野心はあるのではないかと思う。

 

あまりにも現状が悪すぎる。

もう、どんなことをやっても打開できなくなったら、国家の宰相の選択である。

 

でも、そんなことが米国が認めるかである。

そこで、ヒラリーである。

朴槿恵の父である朴正煕の軍事クーデターが成功したのは、

すぐに米国が朴正煕の軍事クーデターを認めたからである。

それは、米国がキューバ革命などで、政府自体が忙殺されたからである。

 

軍産複合体を支持層に持っているヒラリーにとって軍事政権が誕生は表向きには賛成ではないが、思い切り賛成だろう。

米国忙殺という点では、

外交では、中国の問題、ロシアの問題、シリアの問題、ISの問題

内政では、TPP,移民問題、経済問題、財政問題

忙殺は以前より複雑で多層に渡っている。

 

朴槿恵とヒラリーという女傑は、今、太平洋をまたいで窮地に立たされているが、

もしからしたら、大逆転するのでは。

1961年の朴正煕の軍事クーデターに酷使している。

当時の米国の大統領は、ジョン・F・ケネディである。

 

どちらも最年少と呼ばれた大統領。

ヒラリーが当選すれば、

女性初の米国大統領。

 

朴槿恵もヒラリーも窮地であるが、

窮地だから、気づかないものに気づく。

火事場のバカ力もでる。

窮鼠猫を噛む力強さがでるかもしれない。

窮地だから助けてくれるものがある。

 

最悪の活路がわかれば、大きく最善の活路が別の方向で大きく扉が開いているものである。

両女傑には、最善の活路を見出して頂きたいと願うばかりであります。

 

有難うございます。

 


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