素直 | あげ手

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道徳・礼節・おもてなし・思考を探求しています。

松下幸之助の言霊であります。

 

素直な心とは 単に人に逆らわず  

従順であるということではありません 

何ものにもとらわれず 物事の真実と

何が正しいかを見きわめて これに従う心です

素直な心になりましょう

素直な心はあなたを強く正しく聡明にいたします。

 

この言霊に出逢うまでは、素直になるというのは、

人の意見に逆らわず、そのまま受入れて大人しくしていること思っていました。

これが、美徳であるとも思っていましたが、

松下幸之助が言う「素直」は逆であります。

 

自分が信じるものに従うことが素直ということであります。

そうすると、何ものにもとらわず物事の真実にたどりついたらそれを信じると、

違うものが正しくないものと捉えてしまう。

そうすると争いの元になってしまいますが、

物事の真実とは、陰も陽を合わさったものであり、

いい悪いという価値観でないものが、真実であると感じるものであります。

真実はいたってシンプルであります。

 

光があれば影がある。

正しい定義があれば悪い定義が同時にできる。

英語で言えばトレードオフであります。

何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない関係のこと。

 

それが真実であり。その真実に従うことが素直であると解釈もあります。

ですから、正しいの反対も受入れる寛容さ素直の絶対的な必然といえます。

 

「どっちが正しいか」という選択

「だれが正しいか」という選択

 

この選択の集大成が民主主義でありますが、その選択で負けた人が必ずでる。

これが民主主義の負の財産を持ちます。

これを徹底に排除してするのが独裁国家であり、

ルールをそのままに国家の法律にしたのが共産主義であります。

 

今の世界では、民主主義が正義にみえますが、

日本は縄文時代から江戸時代まで合議制でありました。

話し合いで物事の決めるという制度です。

 

今の日本では、合議制だったらひとつも法律もできないかもしれないですね。

でも、国民が同じベクトルで、最終目標が同じものであればそれは容易であります。

その証拠に、江戸時代の法律の数が本当に少ない。

犯罪者も少ない。

 

それが、合理的な民主主義は、法律と税金は高くなり、

力なきもの声はますます小さくなる。

 

技術の進化は凄まじく進化したが、

人のしあわせは進化したか?

人間性は進化したか?

人を思いやる道徳は進化したか?

 

この国の進化が素直になることを信じる次第であります。

有難うございます。

 


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