「石戸蒲ザクラ」
埼玉県の北本市石戸宿にある、カバザクラの古木であり、東光寺の境内にて生育している。
◆名前の由来は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の異母弟である「蒲冠者源範頼(かばのかじゃみなもとののりより)」にちなんでついたと伝えられている。
◆樹齢800年といわれ、
日本五大桜として大正11年
10月12日に国の指定を受けた
天然記念物です。
◆ヤマザクラとエドヒガンの
自然雑種である。
◆樹勢の衰退阻止と回復への取り組み
往時は幹が4本あったが昭和40年代に樹勢の衰退が進行し、昭和50年代半ばには幹が1本に減ってしまったので、石戸蒲ザクラの樹勢を回復させようという試みが行われ、根回りへの負担を減らすため、木の周辺の環境整備や幹の腐朽部分の除去、添え木の施し、土壌改良といった取り組みが行われ…結果、徐々に花の付き具合を良くすることに成功しました。