Blog No.0770「日経CNBC・デリバティブ マーケットより-2010.1.5」 | Agent DのWillful Days II

Blog No.0770「日経CNBC・デリバティブ マーケットより-2010.1.5」

2010年 為替相場展望


・依然、長期的には円高志向がマーケット全体で強いが、結論的に言うと、年間を通せば、円安ドル高基調になるのではないかと見ている。

・テクニカル的に…週足で見ると、2007年7月以来、円高トレンドが続いているが、現在もそのトレンドの中にいる。相場サイクルとして、20円円高に進むと、10円円安に戻すというのがある(~2009年4月)。2009年4月からの円高、同様のサイクルを繰り返すなら、100円近辺から80円になるはず。しかし、実際には11月27日のシドニー時間につけた84.82円をつけた後、円安方向に急速に戻している。理論値上のターゲット水準までいっていない→言い換えると、今までの円高トレンドのエネルギーが尽きているのでは?→円の上昇トレンドが終わる? 円安に転換する可能性が出てくる。

・円安トレンドと確信できるのは?…ドル円クロス円の相場転換点は、2月3日の節分(旧暦の大晦日)頃。季節の分かれ目を意味し、このような転換点は過去にも散見。

・ファンダメンタルズ的に見ると…低迷する日本経済は深刻。日銀の超低金利政策は、他国より長く続く?→金融危機以降、過剰流動性が高まっている。超低金利の円を調達する、いわゆる円キャリートレードの再来? 他国に先駆けて政策金利を引き上げているオーストラリアドルに人気。豪ドルが円安になりやすい。他に気掛かりなのはポンド円。円高ポンド安の懸念。クロス円をひとくくりで見にくくなっている。

注意点…今年は円安トレンドが始まるのではないか。ただ、その通りとなっても、円安トレンドは未来永劫続くものではない。利益確定してこその“利益”だ。


(バーニャ マーケット フォーカスト代表 水上紀行氏)