ゼロハリ・バートンのリニューアル | アトリエ・フロール(株)写眞研究課

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写真家・花井雄也がお送りする、写真ブログ。商品写真から赤外線写真・ピンホールカメラなどマニアックな写真まで、多様な作品を掲載しています。
※当ブログ内の写真は無断転用・無断使用禁止です。

こんばんは。
今回は久々に写真以外のネタで・・・

私が愛用している鞄はゼロハリ・バートンというアタッシェケースです。
雨にも負けず、風にも負けない、頑強な鞄なので、
仕事柄、紙や電子機器をたえず持ち歩く私は、この堅牢性が大変重宝です。

私は、この鞄を4つ持っていて、用途や持ち運ぶ内容によって使い分けているのですが、
今回、そうのうちの1つが古くなってきたので、メンテナンスがてら、リニューアルしてしまおうという計画です。


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素材は、ゼロハリ・バートンのライトウェイトシリーズ。
3ラインあるゼロのアタッシェケースのシリーズの中では、一番軽量なタイプです。

使用頻度が高かったためか、取っ手部分にかなりガタが来ていたので、交換。
取っ手部分のパーツだけ売っていないか探してみたところ、木製の削り出しの取っ手を販売しているサイトを発見。

しかし、取っ手だけでなんと65,000円!
これは新しい鞄が買えてしまうほどの価格です。
しかも、今回の素材のライトウェイトシリーズ用の物はなく、断念。


というわけで、昨年の作業テーブル同様、「無い物は作るしか無い!」ということに。笑



東急ハンズにて、適当な木材を購入し、加工して行きます。
木材は鞄の取っ手に使用するものなので、硬く壊れにくい、紫檀(シタン)にしようかと思ったのですが、角材の価格が高いので、紫檀の代用品である、モザンビーク産のパーロッサという木を使用しました。ちなみにお値段は1200円。


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まずは、デザインを決め、大まかなアタリを付けて切ったり削ったりする事、約5時間。

こんな形になりました。



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木材で取っ手を作るという事は、耐久性も考えて、ある程度太く作らないとならない為、どうしても不格好になってしまいます。

それをなんとか、この細身のアタッシェとバランスを合わせなくてはなりません。

そこで今回は流線型っぽいデザインにして、見た目で少しでも細くなるようにしました。


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下から観ると、付け根部分は5ミリ程度、元の物より太くなっています。見た目も寸胴です。
しかし上や横から見るとそこそこ細身に見えるようにしました。

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ちなみに付け根の軸は、ハンズで素材探しをしていたときに偶然見つけた、棚ダボです。
当初はステンレスの棒を切って、ワッシャーでハンドル本体を保護する仕組みにしようかと思っていたのですが、ものすごくぴったりな物が見つかり、かなり手間が省けました。しかも4個入って140円!安!


最後に、120番→400番→600番の順にサンドペーパーで表面を仕上げ、つや消しのウレタンニススプレーでコーティング。

4~5回、吹いてはヤスリ、またスプレーを繰り返します。

木材は湿気によって弱くなって行くので、この表面加工は外せない工程です。
この手の硬い木材はしみ込んでくれないので、1回ではなく、何度も重ね塗りするのが、ポイントです。

そして、ようやく出来上がり。

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取っ手の後は内装です。

今回のリニューアルのきっかけはこの内装にあります。
合皮で出来た内装だった為、傷や可動部分の表面のビニールがはがれ落ち、書類を汚してしまっていました。
これをどうにかしないと、仕事では使えません。


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内装ぼろぼろ。


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可動部分はかなりやられていた。


内装の張り替えをどうしようか悩んだあげく、手っ取り早くゼロハリ2号機から移植する事に決定。

ちょうど2号機はバックルが使いにくく、あまり使用していなかった上、白い革で出来た2号機の内装は今回リニューアルしている3号機の外装とデザインがぴったりだったので、2号機の内装を丁寧に剥がして、使用する事に。



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写真左が2号機。2号機と3号機はマチが違うので、サイズが合うか不安だったものの、意外と平気でした。


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そして無事完成!


2号機は内装をひっぺがされて使用不可になった物の、こちらは発砲ウレタンでも敷いてカメラバッグにしようと考えているので、まあ良しとして・・・
3号機はすっかりリニューアルされ、また数年は使えそうです。

ゼロハリ・バートンの鞄は実用性一点張りの無骨なイメージですが、こうして少しデザインを変えてみると少しはおしゃれになりますね。

なかなか自分で直そうと言う気にならない類いの鞄ですが、こうしてカスタマイズするのも個性が出ていいかなと思います。
そのうちに、1号機、4号機にも何か手を加えてみようかと密かに考えております。




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