~ローパスフィルターなんて要らない!~
先駆者の方々のサイトで、赤外撮影のいろはを調べてみると、
デジカメのCCDの前に付いてる、「ローパスフィルター」が原因と言うことが判明。
この仰々しい名前の付いたフィルターは、紫外線や赤外線などの目に見えない光をカットするための
シャープカットフィルターの機能が付いていて、こいつが、今撮りたい赤外線をカットしてしまっているとの事。
(とはいえ、完全に遮断している訳ではなく、微量ながら透過している。)
う~む、たしかに普段撮るときには紫外線や赤外線は確かにフレアや色転びの原因になるから必要不可欠な存在なのだ。
でも、今はこれがとっても邪魔。
こいつを外さないと、赤外線がドバーっとCCDに届いてくれないのだ。
何でこんなけったいな物を付けたんだ~!!と文句を言いたいが、綺麗な画質の為と、
盗撮などの防止もあっての事らしい。確かに、そりゃしょうがない。
とりあえず、今手元にあるデジタルカメラを検証して、
ローパスフィルターが弱いカメラを選ぼうと言う結論に。
何か赤外線を出している物は無いかと辺りを物色していると、
あったあった、リモコンが。
同じ露出で撮影して、リモコンの発光部が一番明るく撮れたカメラを使う事にした。
Canon EOS 1D markⅡ
Canon EOS 20D
Canon EOS 5D
Canon EOS 5D markⅡ
Canon PowerShot G10
Canon IXY 95IS
これらを全部調べてみました。
赤外透過順位は
Canon PowerShot G10 Canon IXY 95IS
↓
Canon EOS 5D Canon EOS 20D
↓
Canon EOS 1D markⅡ Canon EOS 5D markⅡ
と言う結果に。
はじめに撮ってみたCanon EOS 5D markⅡは最下位レベルでした。
値段順なのは理にかなっていて、高性能なローパスフィルターを使っているカメラほどプロ仕様=高価と言うことなのだろう。
とりあえず、コンデジでは画質が心配なのでPowerShot G10(以下G10)にて撮影することに決定。
実写!
早速、事務所の目の前の神社でテスト撮影。
おお!かなり良い感じ!!
直射日光が当たっていたので、ISO100 f5.6 3.2秒。
露光時間がかなり短縮された上、G10はコンデジの一種なので、常にライブビュー。
なんと肉眼では見えない赤外線が、ディスプレイではちゃんと見えています。
これならフレーミングがずいぶん楽になります。
Canon PowerShot G10・・・・・ISO100 f5.6 3.2秒。
G10にフィルター枠をつける
そこまでは順調だったものの、G10にはフィルター枠が無い。
このままでは、レンズにフィルターを手持ちで押しつけて撮影しなきゃならない。
もし露光時間が長くなったら、ブレる可能性もあるな・・・
調べてみると、テレコン用のアダプターにはフィルターネジが切ってあるらしい。
そしてまた、新宿のカメラ屋へ。
アダプタのフィルター径が58mmなので、さらにステップアップリングで58mm→77mmへ。
やっとフィルター付けられました。
こんな感じのカメラです。(フィルターが主張しすぎです。)
ちなみに、G10のレンズ繰り出しを望遠側までカバーするため、テレコンアダプターがけっこう長くて、
広角だとケラレます。
↓28mm相当で撮影するとこんな感じになってしまう。(色は未処理の状態)
たぶん使用出来るのは、50mm以上(35mm換算)からになるようです。
なにはともあれ、フツーに三脚にカメラ付けるだけで撮影可能になったわけだし、
標準~望遠で撮影すればイイや、と副都心へ移動。
早速、数枚撮ってみました。
Canon PowerShot G10・・・・・ISO100 f5.6 13秒
かなりイイ感じです。
しかし、もう夕方でだんだん日が・・・
最終的には15秒露光になってしまいました。
やっぱり、三脚は手放せない。
そして、風があると被写体がブレる。
うーん・・これ以上は、ローパス撤去の改造するしかないのか。
そういえば、写真がカラーになってる!!
そうなのです!
カラーでも撮れるようになったのです。
シャッタースピードが解決したら、赤外写真のカラー化テクニックを紹介します。


