江戸時代から語り継がれる屋号のそば屋
「砂場」
ご存じでしたか? 「砂場」という名前を持つ蕎麦屋の由来は、江戸時代にまで遡ります。
蕎麦と砂場・・・砂場といえば公園にある子どもたちの遊ぶ砂場?
この名は、江戸時代の土木工事の現場で使われていた「砂場」と関係しています。
徳川家康の命で江戸城周辺の工事の際、特に砂を供給する場所が「砂場」と呼ばれていました。
この「砂場」の周辺で働く人々、職人に蕎麦を提供する店が現れ、それが「砂場蕎麦」の始まりだと言われています。
そして、蕎麦屋が「砂場」という名前を持つことが多くなりました。
つまり、「砂場」という名前は、単なる地名や場所に由来しているものであり、江戸時代の建築現場とその周辺で働く人々に関連した歴史的背景があるのです。
そう考えると、ねじりハチ巻き姿の江戸っ子が、ズズズッとすすり、また仕事にいそしむ、そんな姿が目に浮かびますよね。
でも、蕎麦屋のもう一つの印象は、時代劇に出てくるワンシーン。お酒を酌み交わしながらそばをいただく。
そんなのもいいですね。
ちなみに、江戸時代から続く歴史ある蕎麦屋で有名なのが、「更科(さらしな)」と「藪(やぶ)」です。これらと「砂場」を合わせて、江戸三大蕎麦屋と称されています。
確かに街の出ると「更科」「やぶ」といった蕎麦屋を見かけますものね。
さて、話を戻して、私の注文は「海老天もり 1290円」。
そばつゆと、天つゆが分かれて提供されるお店です。
蕎麦の香りがしっかりして、つゆは甘過ぎず、濃すぎず。
蕎麦を少したっぷり目に浸してもちょうどいいぐらいです。
天ぷらも美味しいですね。ちゃんと油が切られていて、このものパリッとした感じが引き立っています。
海老の身も大きく太い。食感も十分です。
提供時間も申し分なく、日本酒のお供にしたかったのですが、この後、運転予定もあり、また今度ということで。




