フケが出るのは頭皮の環境が良くないサイン!抜け毛が多くなってる原因かも!

 

 

フケが多く出ている状態は頭皮環境悪化のサイン。フケの異常発生を放置していると抜け毛につながることもあります。ここではフケと抜け毛の関係や、フケの防止対策法についてご紹介します。

 

                                                                                                                          

フケが抜け毛のサインって本当? 

フケが異常発生している状態は頭皮環境が悪いサインです。

 

最近、特にフケで悩む方が多いと見受けられます。

 

 

フケが大量に出ていると、頭皮や髪の毛の間に残りやすく、毛穴につまってしまいます。毛穴をふさいでしまうことで、栄養が毛根まで行き届かず、また、頭皮の血行も悪くなり抜け毛を増やしてしまうことがあります。

 

 

【フケとは?】

フケとは頭皮がはがれたものです。頭皮も他の肌の部分と同じでターンオーバーによって古い角質がはがれ、新しい皮膚が生まれます。そのため、健康な頭皮状態の人の場合も古い角質ははがれていることになります。

 

しかし、正常なターンオーバーの人の場合、洗髪時に流れ落ちる程度なので目立つことはありません。正しく洗髪しているのに、フケが目立っている人の場合、頭皮環境が良くない可能性があります。

 

 

【フケには2種類ある】

フケには主に2種類のタイプがあります。

 

<乾性フケ>

頭皮の乾燥によって起こるフケです。

 

原因:洗浄力の強いシャンプーの使用(シャンプーで皮脂を落としすぎたことによる乾燥)、シャンプー頻度が多い、ヘアカラーやパーマ剤による刺激、日焼けなど

 

<脂性フケ>

頭皮から過剰に皮脂が分泌されることによって起こるフケです。

 

原因:食生活・生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、洗浄力の強いシャンプーの使用(シャンプーで皮脂を落としすぎたことにより、皮脂が過剰分泌される)、ストレス、シャンプーのすすぎが悪い。

 

 

病気によりフケを引き起こすこともある 

上記でフケには2種類のタイプがあることを紹介しましたが、生活習慣だけでなく、病気によりフケを引き起こすこともあります。

 

例えば、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の人は乾性フケが出やすくなります。

 

また、真菌といってカビの一種であるマラセチア菌が異常発生することで、脂質性皮膚炎になり、脂性フケが大量に発生することもあります。

マラセチア菌自体は常に肌にいる常在菌なので、誰にでもいる菌ですが、マラセチア菌は皮脂をエサとして活動しているので、皮脂が多いと異常発生してしまい病気につながることがあります。

 

他にも脂漏性皮膚炎と間違われやすいのが乾癬(かんせん)という慢性の皮膚疾患です。かさぶたのようなものができ、フケのようにはがれ落ちます。

 

 

 

 

フケが出ると抜け毛が進行するの?

乾性フケ、脂性フケどちらもしっかりと対策をとりケアをしていればすぐに抜け毛に進行するというわけではありません。

 

ただ、毛穴にフケがつまり炎症を起こすまで放置していると、抜け毛につながることがあります。フケが大量に発生しているのは、頭皮環境が悪くなっているサインです。抜け毛に進行しないためにも、正しいケアが重要です。

 

 

【乾性フケの防止対策】

乾性フケを防ぐためには乾燥対策が重要です。

 

<頭皮に優しいシャンプーを使う>

洗浄力の強いシャンプーは頭皮の油分を奪ってしまい、乾燥につながります。頭皮の油分を落としすぎない肌に優しいシャンプーを使いましょう。

 

<水分・油分を補う>

乾燥は水分・油分が不足している状態なので、保湿性の高い毛髪剤や、ホホバオイルなどを使用し、水分や油分を補うのも一つです。

 

※ホホバオイルは髪にもとてもよいので、特にオススメです。

酸化しにくいのが特長、ワンプッシュ手のひらにとり軽く髪につけるとふんわり指通りも良くなり、髪が落ち着きますよ。

 

 

<優しい力で洗う>

ついついゴシゴシと強い力で洗髪しがちですが、強い力で洗うのは必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。また、頭皮を傷つけることもあるので、洗髪時は指の腹で優しく洗いましょう。

 

<入浴後はすぐにドライヤーで乾かす>

優しくタオルドライをした後は、ドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。ただし、ドライヤーの熱で頭皮を傷つけないように気を付けましょう。

 

 

【脂性フケの防止対策】

脂性フケを防ぐためには皮脂の異常分泌を抑えることが重要です。

 

<食生活の見直し>

普段から脂っこいもの、甘いものなどを食べている人は頭皮も脂っぽくなりがちです。動物性脂肪の摂取を減らし、栄養バランスを考え、規則正しい食生活を心がけましょう。

 

<頭皮に優しいシャンプーを使う>

洗浄力の強いシャンプーは頭皮の油分を奪ってしまい、かえって皮脂の分泌が盛んになってしまう場合があります。頭皮の油分を落としすぎない、肌に優しいシャンプーを使いましょう。

そして、最も大切なことがすすぎです。髪がギシギシとなるくらいにしっかりとシャンプーは流して下さい。

 

 

セルフケアで改善を図っても、フケがおさまらない、かゆみがひどいなどの症状がある場合はそのまま放置せずに皮膚科を受診しましょう。

 

フケの大量発生、かゆみは頭皮のSOSです。何らかの皮膚疾患を起こしている可能性もありますので、症状が良くならない場合は医療機関を受診することが大切です。