そっと腕を捕まれ、
優しく導かれる。




私は力を抜いて、彼にすべてを委ねる。





…大丈夫?の声に、



…大丈夫、と、そっと微笑む。






彼の手が、腕から肩、背中へと優しく動いていきながら、

同時に囁く。






「ここはどう…?」





「あっ!…へ、平気です…。」





「じゃあこれは?」





「ああんっ!…ちょ…ちょっと…」




「これは?」





「いやっ……っ
ちょ、ちょっと無理かも…あっ」



私はどんどん汗ばんでゆく。

心臓が波打つのがわかる。





「君ももっと動いて。」





そして…












「いやっ!痛いっ!」




「あっ、ああんっ」




「止めてっ、まだ早いわっ」




「もっと優しくしてっ!!」




「酷い男(ひと)っ」











リハビリって本当に痛いのね。
(・_・。)

でも私頑張る。










ちょっと!!誰よ!!!

真面目に書いてんのに、ニヤケてる奴は!!







…あたいだよ!