今日から
今日から一ヶ月完璧な休みだ。
ずいぶん前から、休めと言ってくれた上司には感謝している。
直属の上司の父親はうつ病だったそうし、過去に社員でうつ病が原因で長期間休んだ人間もたくさんいた。
一時期、私以外のベテラン社員のほとんどが睡眠薬や精神安定剤を服用していた。
薬の副作用から激しい睡魔に襲われ、午前中隠れて睡眠をとる社員もいた。
そして半分以上は仕事をやめた。
以前から、上司から休暇をとるように強くすすめられていた。
上司の言い分としては、仕事ぶりを見ているととにかく休んだほうがいいというものだった。たしかに遅刻の数は半端じゃないし、欠勤も多かった。辛うじて結果がついてきているような状況だった。
私としては、周囲に心配をかけたくないし、何より長期間休みということが不安で仕方なかった。
たしかに有給休暇は60日くらい残っていたが、転職を考えていたから、それを使うのにも抵抗があったのも確かだ。
しかし、上司のある一言で決心がついた。
「どんなに性能のいい車でも10年走り続ければ壊れる。エンジンもガソリンがないと動かない。あれだけの勢いで走ってれば、そりゃ壊れるよ。」
ある意味過去の自分を評価されたのが嬉しかったし、本当に心配してくれてる気持ちが痛いほどわかった。
結局この言葉で決めた。
過去の症例もあるから、会社に「うつ」という言葉を抵抗なく伝えられたのも大きかった。
たぶん理解がない会社も多いと思うが、この理解って実はすごく大切なんじゃないかとも思う。
私は、運がいいほうだ。余りある休暇があったし会社も認めてくれた。
過去の記事でも書いたが、確実な個人差が存在する。
私は基本的にはノー天気な人間で、うつとは私も周囲も無縁だとおもっていた。
しかし、誰もが「うつ」になる要素を持っているのだ。
入社数年で発病して、もし休暇がなければ休むことができない。
結局、若くして精神安定剤に依存してしまうケースもあるだろう。
そうなってしまったら、一人の人間の精神や肉体に大きな過多を与えてしまう。
そうならないような対策を、これから企業は考えていかなくてはならないのかも知れない。