お百度データ。ランクB

(A:数える小道具アリ、B:百度石のみ)

 

東京都文京区の源覚寺。

通称の「こんにゃく寺」の名で有名。

ほおずき市でも有名。

 

文京シビックセンターから、わりとすぐ。

シビックセンターとか、東京ドームの方を見ると、わー都会~って感じがするけど、

くるっと振り返ると、ザ・下町。

街並み全体も、食事処も、無骨そうな古本屋も。

 

こんにゃく寺は、そんな一角にあります。

普通はこんにゃく閻魔にお参りするのが普通なのですが、

 

私のお目当てはお百度石。

 

 

イェーーーーイ、ありました。

 

案内板によれば、嘉永5年設置。

西暦だと1852年だって。ペリー来航の前年。

けっこう古いです。

 

しかし、次の写真を見てください。

 

継ぎ目がありますよね…。

隙間を埋めた感じが、ものすごい。

石の種類も全然違う。

 

ひょっとしてコレは、下の土台が嘉永5年だけど、

上に乗ってる部分は新しいのでは?

 

で、失礼ながら、強引に裏に手をまわして、撮影させていただきました。

裏が狭かったので、体は入らずあせる

手を伸ばして写真を撮りました。

 

 

「常光山源覚寺開創四百年記念」

令和六年再興

二十五世住職 三行裕司」

 

とあります。

 

令和6年再興びっくりマーク

タイムスリップはてなマーク

 

改めてHPを拝見しましたら、来年、開創400年なんですね。

それに向けて、お百度石を一新したということでしょうか。

 

あーーびっくりした。

 

でも、これだと、いつ修復したのか、分からないですよね。

今年(令和5年)にはすでにあるんですから。

(参詣したのは令和5年7月)

今年序盤?

それとも去年?

 

実際の修復年を刻んでほしかったです…。

 

まぁとにかく、お百度石、確かに、上はめちゃくちゃ新しいものでしたね。

でも、土台は嘉永だと、思いましょう。

(1つ誤りを見つけると、他の正しい表記まで疑わしくなっちゃうんですよね)

 

ここ、境内小さいから、往復距離も短いし、

お百度、簡単に達成できると思います。

 

それと、案内板には

「白い石が百ケあります。御百度参りの目安にお使いください」

って書いてあったけど、

白い小石、10個くらいしかなかったです。

 

でも、小屋の外には、たくさんありましたので

(小石というより中石くらいだけど)、

お百度参りをする方は、どうぞそちらをご利用ください。

 

ついでに。

こんにゃく閻魔にも言及しますか。

 

なんで「こんにゃく寺」なのか。

↓のこんにゃく閻魔が有名だからなのですが、

本尊は、閻魔じゃなくって、阿弥陀さまです(笑)

 

あ、写真には映ってませんが、奥の方にちゃんと閻魔様がいます。
写真が本体ではありません。
 

なぜこんにゃく閻魔と呼ばれるようになったのかは、

源覚寺のHPとか、ウィキとかで確認してください。

 

ただ、↑のように、こんにゃくが供えられているのが、いいですね。

これだけバラエティに富んだこんにゃくが豪快に積まれる場面は、

なかなか愉快です。

 

一方、↓は塩地蔵。

 

参拝者自身を地蔵様になぞらえて、

体の悪い部分、治したい部分に塩を塗ると、治りますってもの。

 

善光寺の「びんずる」を筆頭に、

普通は撫でたり、さすったりする。

 

なのに、塩を塗る(笑)

傷口に塩を塗っちゃう?ハート

 

 

もう、塩にまみれてなんだか分からないけど(笑)

雪が降った翌日の、排気ガスをうっすら被った雪のよう。

民間信仰、民間習俗って感じで、かわいいです。