放送局に入社したいみなさん、こんにちは。Graceです。


たまにはゆるぅく恋愛ドキドキの話でもしてみることにします。


放送局はとにかくハードで、入社2年目くらいまで(つまり、後輩ができるまで)

ウチの会社の社員は「地下でご飯食べるな」と言われます。

つまり、「24時間いつでも携帯に出なさい」とういうことです。


電話が鳴り、急いで飛んでいっても

殺人事件があったとかならまだしも

「別にいま会社に戻ってやる必要ないのに」と言いたくなるような雑務を押し付けられたり。

それでもみんな前向きに取り組んでいます。 嫌々仕事をやるより良いからですp(^-^)q

また、先月まで社会部で記者をやっていたのに、

辞令でバラエティー番組を担当させられたりってことも、しょっちゅうあります。 

そんな彼らは、いきなりバラエティーに配属させられたって

きちんと面白いネタを探す努力を惜しみません。


タフで、柔軟なのですアップ


こういう環境の賜物でしょうか。私がTV局に入って一番ビックリしたのは

思っていたよりも器の大きい男性が多かったこと。

「こんな人なら彼氏にしたい」「こんな人がパパだったら楽しそう」と思えるような

男性が多いのです。


彼らは「女の子はそんなことやらなくていいよ~」的な昭和紳士ではないのですが

「女の子でも、周りの目なんか気にせずに好きなようにやりなよo(^-^)o」と

肩を押してくれる( or いい意味で放っておいてくれる)タイプ。

こういう人がホントに本当に多い。


そして、Graceは女性の友人を作るのも大好きなので

彼らの彼女たちとも一緒に遊んだりハロウィンしますが

彼女達にもまた、共通点があるように思えます。


それは、「細かい欠点を気にしない、おおらかな女性」「一緒に楽しもうとする女性」

そして「いつもキレイでいる努力を自然にできる女性」

「私はなにも努力しないけど、楽しませてよ」的な女性は、あまり見かけません。

そういう女性と付き合っても、別れてしまっていたり。


・ 細かい欠点を気にしない、おおらかな女性を選ぶのは、  

      仕事を通じて、「小言は自由な発想を虫食む」と考えてるのでしょうか。

・ 一緒に楽しもうとする女性を選ぶのは、 

      仕事を通じて、何でも楽しもうとする大切さを知っているからでしょうか。

・ いつもキレイでいる努力を自然にできる女性を選ぶのは、

      仕事を通じて、女優やタレントが女磨きを怠っていないのを見ているからでしょうか。


GraceもTV局に入る前は、

とにかく流行の服を着たり、「何か面白いことないかなぁ」とぼやいていました。


でも、TV局に入って同僚の影響を受け、身の回りの小さな幸せに目を向けたら

「世の中って、なんてドラマチックなんだろう!」と与えられた環境を楽しめるようになったり

「いつも無理なく、キレイでハッピーでいよう」と心がけるようになりました。


そしたら、入社1年後にリポーター職カラオケに配属されました。

自分が楽しみ、それをみんなでシェアしようとする「ハッピーオーラ」が

裏方だけではなく、画面に出しても大丈夫、と認められるようになったのだと

勝手に思っています。


バリバリ仕事はするけど、眉間にしわは寄せない。

与えられた毎日を+α楽しむ眼力を自分で養い続ける。

放送局にはこういう、幸せ上手な人が多い気がします。


彼らはいつも忙しいのに、きちんと恋愛も楽しんでいる。 

だからGraceは、仕事以外でも会社の人たちに接するのが、大好きなのです音譜

 

終戦記念日 小泉前首相や超党派「議員の会」が靖国参拝

(8月15日17時16分配信の毎日新聞より)


小泉純一郎前首相は15日午前、首相時代も含め2年連続となる終戦記念日の参拝を実施した。また、超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・島村宜伸元農相)も集団で46衆参議員(衆院34人、参院12人)が参拝したが、昨年の62人(衆院38人、参院24人)に比べ減少した。
 小泉前首相は同日朝モーニング姿で本殿に上がり参拝、記帳は名前だけを記し、肩書はなかった。記者団の質問に無言のまま帰ったが、退任後もぶれない姿勢を示す狙いがあったとみられる。日本遺族会会長の古賀誠・元自民党幹事長も同日午前に参拝した。集団参拝は自民党議員が41人と大半を占め、民主党からは4人が参拝。閣僚のほとんどが参拝しないと表明していることについて島村会長は「政情が不安定だからでしょうか。これからの政権運営のために、問題を避けるためだと(の思いが)一部にあったかもしれません」と語った。


****************************



放送記者になりたいみなさん、こんにちは。Graceです。


今日は終戦記念日。

混迷した政局のなか、小泉前総理を含めた多くの議員らが靖国神社を参拝し

各局、各紙面ともこの話題を大きく取り上げています。



報道を志望する方は、靖国参拝の是非について面接で聞かれることも多いと思います。


というか、Graceが面接官だったら、聞くと思います。


なぜなら、このテーマは受験者の知識を見抜けるだけではなく

受験者自身の性格というかモノの見方が露骨に出やすいテーマだからです。

そして、受験者の言語表現能力を測ることもできるテーマなんです。


このテーマについて聞かれたら、

細心の注意を払って誤解を招かない言葉を選んで発言してください。


靖国参拝って、非常にデリケートなテーマですよね。

それだけに、面接官から「政治家の靖国参拝をどう思う?」と聞かれた際に、

あなたにちょっとした発言ミスがあると「この人は右寄り?」「この人はもしや左寄り?」

と判断されてしまいがちなんです。


面接官がこのテーマをわざと取り上げているのは、

あなたが右派か左派かを知りたいというよりも、むしろ

デリケートなテーマに対するあなたの返答の仕方を注意深く聞くことで

あなたの発言や言語表現力が

聞き手に「右寄り」とも「左寄り」とも思わせない公正なものかどうかを見極めたいのです。


つまり、あなたを放送記者として雇ったら

聞き手=視聴者の耳にどう聞こえるか を見極めたいのです。


報道記者が公共の電波で偏った発言をするのはタブーですから。

面接官が雇いたい人物像は、視聴者を不快にさせない「画面上で公平な」人物なのです。

(本当の中身が多少偏っていても、危険なレベルで無い限りは、まあ良しとします)


さて。

みなさんの参考になるかどうか分かりませんが、今日の政治家の靖国参拝に対する

自分なりの見解を「報道志望の受験生」という立場に仮定して述べてみましょうか。



ケーススタディ:

面接官 「小泉前総理が靖国参拝しました。あなたはこれをどう見ますか?」

Graceの本音 「(国内外には反対の人も多いと思うが、個人の自由は奪えないよね・・・)」


この本音を、右にも左にも寄らない言い方で、放送記者の話し方に沿って述べてみると

こうなります ↓



受験生Graceの返答:


「今回は、閣僚のほとんどが参拝しないと表明していたといいます。

今の時期に参拝したら、ただでさえ混乱しきった政局に

悪影響を及ぼすと考えているからなのだそうです。


では、なぜ小泉前総理は参拝したのか。しかも、モーニング姿で。しかもこの時期に。


これまでの小泉氏の言動を分析すると、今回参拝したのは

「この時期だからこそ」参拝したとの見方もできると思います。


まず、現役総理時代の小泉氏の靖国参拝についての主張を思い出してみると


・ 参拝有無の決定は個人の自由

・ 参拝時の着用服の選択は個人の自由

・ 参拝時期の決定は個人の自由


の3点の主張が強かったという印象を受けます。


ですから、現在の小泉氏は心の中では


『参拝有無自体については、いくら安倍さんを援護している立場といっても

”個人の自由”なんだから、もう総理じゃないのなら尚更気兼ねせずに

参拝してもいいじゃないか』


『総理時代は参拝を諦めない姿勢をできる限り貫いたけれど、

総理という重い立場にいながら、できるだけ身軽に参拝するには

百歩譲ってモーニング着用を諦めた。

以前、総理がモーニングを着て参拝することに対する批判が相次いだからだ。

逆説的に考えると、総理をやめた今はモーニング着ても構わないだろう』


という気持ちがあったという気がします。


そして、私が最も注目するポイントは『今の時期の参拝』です。


私は、小泉氏については『今の時期だからこそ参拝した』という見方もできると思います。


小泉氏の中にある参拝に対する信念は、一貫して『個人の自由』であり

『個人の自由は、諸外国や対立政党の意見に左右される必要のないもの』という

非常に強い意思を感じます。


その意思を対外的に正当化するためにも、多くの閣僚が避ける『政局不安時の参拝』を

あえてやってのけたという見方はできないでしょうか。」



・・・こんな感じですかね。


多分ここまで話すと面接官は、「安倍内閣への打撃度」「外交政策上の問題」などの

派生質問を投げてくるでしょう。(時間がなければ聞きませんが)


それぞれの質問に対しても、「言葉を選んで答える」というポイントは同じです。


デリケートな話について感想を述べるときのコツとして「・・・との見方もできる」という

表現を使ったりします。上の回答でもその言い回しを多用しました。

そうすることで、言語表現上の不要な強さを取り除けますし、

しかも、言いたいことを言い損ねずに済みます。


ほんのちょっとの工夫です。


みなさんも、答えの内容だけではなく、中立的に聞こえる言語表現を考えてみて下さいね。






放送局に入社したいあなた、こんにちは。ご無沙汰です。


やっとこさ病棟生活から開放されましたドキドキ

うーん、体は資本だと考えさせられる毎日でした。


さて、久々にブログを再開したいと思います。あいかわらず、ゆるーくね。


2年前くらいから採用も担当しているのですが、書類審査の際に目に付くのが

「マスコミ業界」という言葉を使う生徒たち。


書類の上で、「マスコミ業界を志望する」という言葉は出だしの1回でイイです。

だって、ぶっちゃけ放送業界の人は「マスコミ業界」という括りで

他のメディア(広告、新聞、端末など)と一緒にして欲しくないんですよ。


はい、退院の勢いでかなりぶっちゃけました叫び

どうもすみません。でも本音です。放送局の人にとっては日本在住者全員がお客様なので

面と向かってはこんなことぶっちゃけません。でも、これが本音です。


マスコミといっても、新聞には新聞の、放送には放送の役割があるんです。

そこを理解している1文が書類上にないと、面接や筆記試験に進ませようとは思いません。


なぜ「放送局」を志望するのか。

他のメディアとはどういう違いがあり、

それが貴方の目指す方向性やキャラクターに相応しいのか。

逆に言うと、貴方の目標やキャラクターは、放送業界”だからこそ”活かせるものなのか。


ここを理解していないと、万が一何かの間違いで書類を通過しても

面接などでドSの放送マンたちは容赦なくガンガン突っ込んできますので

今のうちに自分なりの答えを用意しておいて下さい。



さて。私の大学の後輩で、かなり声がよくイケメンでアナウンサー志望の男子がいました。

しかも彼は水泳の某全日本大会で入賞もしています。好青年です。

いかにもアナウンサー受験に受かりそうですねドキドキ


でも、受ける放送局は全て落ちました。


志望動機に「水泳の楽しさ、奥の深さを知っている。これを伝えていきたい」と書いたそうです。

書類が通過して面接に食い込んでも、同じことを言ったそうです。

自分がいかに水泳に打ち込んだか。0.1秒を縮めるために、どんな工夫をしたか。


これで、彼の1つの目標に対する根性はアピールできました。

でも、肝心な部分をアピールできていません。


「なぜ、放送局で働きたいのか」です。


面接官は「そんなに水泳が好きなら、ミズノとか受けたら?」と答えたそうです。


私もそう思います。


彼の経歴の素晴らしさ、全日本大会で勝ち抜いた根性と達成感などは

素晴らしいと思います。放送局員の私よりも勝っていると思います。



でも、「放送局」を受けるにおいて、彼は重大なミスを犯しているのです。


・なぜ、伝える側になりたいのか

・伝達手段が新聞でも電子端末でもなく、なぜ「放送」でないとダメなのか

・放送の中でも、なぜテレビなのか。なぜラジオなのか。

・その中でも、なぜ「アナウンス」なのか。なぜカメラマンでも記者でもないのか


このような重大なポイントを採用担当者に全く伝えていません。



採用担当者が「そんなに水泳が好きなら、ミズノを受けたら?」というセリフは

「水泳が大好きなキミが、それでも放送局に入りたい理由を教えてよ」と言っているのです。


採用担当者は、彼に正しい自己PRをするチャンスを与えてくれていたのです。


多くの人は、このチャンスに気付かず、しょんぼりして言葉に詰まったり。

これくらいのことでしょんぼりする若者は、ドSだらけの放送局には向きません。

ましてや、アナウンサーなんて。

生放送中にくじけて言葉に詰まられてしまったら、即降板させたくなります。


多少困っても、素直に、的確で正直な自己PRを続けないと。


以前私は、大勢が見下ろす中で自己PRをしたアナウンサー志願者に

「今の気持ちは?」と聞いたら

「東京ドームの真ん中にいるみたい・・・」と精一杯答えた女子を採用したと言いました。


彼女は困りながらも、素直で的確な表現をやってのけたのです。

だから採用しました。



さて、あなたが放送局に入りたい理由は何ですか?


どんな状況でも、勇気を持って、明確な理由を相手に伝えて下さいね。


殺人現場にいても気をしっかりと保ってありのままを伝えるのが放送の仕事ですよ。

その練習だと思って、今のうちに「的確な」志願理由を考えておいて下さいね。