以前にも、ゲーム業界のモラルについて少し書きましたが、モラル規範の意識の薄さというのはゲーム業界のみならず、日本社会全体に蔓延しています。

ホテルレストランの食材偽装もその一端ですし、食肉偽装、米偽装など食品業界は酷いレベルです。他にも、みずほ銀行の問題など、数え上げるとキリがありませんが、これは国民性であるとも感じます。

そもそもモラルというのは、遵守すべき法律の類ではありません。しかし、上に挙げました偽装というのは法律違反であり、これはルール違反で罪であります。

モラルやマナーのレベルで留める行為であれば、まだ許容も出来ますが、嘘をつくことはルールに反するのは子供でもわかる当たり前の事実です。なので、責任者の多くは知らなかったなどと言い、ルール違反では無くモラル違反という逃げ道を作っているともとれます。

あろうことか、奈良のホテル旅館「三笠」であった食肉偽装で、明らかに偽装でありながら、それでも値段相応のサービスをしているので返金はしない、と言っている責任者の会見。ふざけた話です。消費者が求めている物と違う物を提供して、値段は同じだから返金しないというのは、まさにモラルの欠如そのものではないでしょうか。守るべきものがある立場だから、そうせざるを得ないのかも知れませんが、有り体に言うと「往生際が悪い」です。悪事がばれたときの人の態度というのは、自分もそうなるかも知れませんが、何せ往生際が悪い人が多いです。

勝新太郎が大麻所持で逮捕され帰国した時にマスコミへの一言、「総理大臣の代わりはいるが、勝新太郎の代わりはいない」。開き直りがいいわけでは無いですが、さもありなんです。

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
※細川ガラシャ

ちなみに、モラルの欠如に関しては、消費者側も同様に責任はあります。する側もされる側も結局のところ日本人なので、同じ環境同じ生活で、誰しもがそうなる可能性を秘めているからです。先に述べた国民性であり、一つの文化であるといってもいいのかも知れません。しかし、マスコミはそれを特殊な一例として煽り立て、マスコミ自身の不祥事の時は全く追求しないという、腹立たしさ。リテラシーの低い国民は、マスコミが流す情報を簡単に鵜呑みにして洗脳されているわけです。

お金を払う消費者がいるサービスに対して、偽装やサクラ、泣き寝入りが当たり前だなんて思う、そんな馬鹿げた話はありません。それこそ、まさに想像力の欠如ですね。

ただ他人がどうであろうと別に僕はどうでもいいです。僕は、僕自身の考え方生き方をしたいだけなので、その価値観を人に押しつけることはナンセンスだとも思います。ただ、そう言う人を見て、そう考えるだけなのです。