高校大学時代に一番好きだった作家はという村山由佳でした。本当は、卒業論文にも取り上げたかったのですが、まだ作家として若く文壇からの評価は皆無といっていい作家でしたので、クラシックな題材を扱ううちのゼミでは無理でした。今はどうなのかしれませんが、数年前に直木賞も受賞しましたし、評価は高いと思います。僕はデビュー時の初期作品から追っかけていたので、個人的には先見の明があったと自負しているわけですが(笑)
そんな村山由佳の小説ですが、最近はご無沙汰でした。理由の一つは、題材の方向性が変わってきたというのが第一でしょう。元々は恋愛をベースにした家族愛がモチーフでしたが、最近は性というテーマ性が強いです。まあ、作家は読者のことを考えて執筆活動しているわけではないでしょうから、僕個人としては残念ですが批判するわけでもありません。ただ、好きだった頃の作品をまた書いて欲しいなと思ったりはします。
今回の「永遠。」は、そう言う意味では過去作品の純粋な匂いがして好きでした。どちからというと短編小説に近いページ数です。映画「卒業」のスピンオフ的に書かれているとの事ですが、これだけでも完結した小説になっていました。読み終えて、もう少しこの先を読んでみたいと思わせる作品でしたが、そこは読者の想像に委ねるのもいいのかもしれません。
個人的には村山由佳作品は10代や20代を主人公にした小説の方が魅力的だと思っています。文章力は以前の方が洗練されていないぶん、好きでした。今は、どうも文章が綺麗になりすぎている感があります。ストーリーが淡泊だと余計にそう感じるのかも知れません。
でも、彼女の作品の妙は、『洗練された文章に予想外の展開』だと僕は思っています。
そんな村山由佳の小説ですが、最近はご無沙汰でした。理由の一つは、題材の方向性が変わってきたというのが第一でしょう。元々は恋愛をベースにした家族愛がモチーフでしたが、最近は性というテーマ性が強いです。まあ、作家は読者のことを考えて執筆活動しているわけではないでしょうから、僕個人としては残念ですが批判するわけでもありません。ただ、好きだった頃の作品をまた書いて欲しいなと思ったりはします。
今回の「永遠。」は、そう言う意味では過去作品の純粋な匂いがして好きでした。どちからというと短編小説に近いページ数です。映画「卒業」のスピンオフ的に書かれているとの事ですが、これだけでも完結した小説になっていました。読み終えて、もう少しこの先を読んでみたいと思わせる作品でしたが、そこは読者の想像に委ねるのもいいのかもしれません。
個人的には村山由佳作品は10代や20代を主人公にした小説の方が魅力的だと思っています。文章力は以前の方が洗練されていないぶん、好きでした。今は、どうも文章が綺麗になりすぎている感があります。ストーリーが淡泊だと余計にそう感じるのかも知れません。
でも、彼女の作品の妙は、『洗練された文章に予想外の展開』だと僕は思っています。