https://youtu.be/SD_S2Wj681w?si=Sjfo4mTRLsq4A6P8







十戒 (1984)」は、1984年4月にリリースされた「サザン・ウインド」に続く楽曲で、1984年10月10日発売のスタジオ・アルバムPOSSIBILITY』からの先行シングルとして、1984年7月25日にシングル・レコード (EP: L-1665)で発売された[9][2][10]。シングル・レコードのライナーノーツには本曲の楽譜が掲載された[2]。この楽曲は、売野雅勇が作詞し、高中正義が作曲を手掛け、編曲は高中とともに萩田光雄が務めた[2]。プロデュースは島田雄三が担当した[2]。当初は中森が大ファンでもある松任谷由実の詞が付いていたが、方向性の違いから没になり、売野に発注されたという[11]。「十戒 (1984)」の作詞について売野は、ディレクター間での打ち合わせのみで、実際に詞の内容について中森と意見を交わしたことはなかったが、「ぼくの創り上げた詞の主人公を見事に演じ、脚本以上の映像をつくってしまう素晴らしきシンガーアクトレスだ」と語っている[12]。発売前の1984年7月23日放送のフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオ』で本曲を披露した[5][2]。同番組への出演は、1983年11月14日放送で「禁区」を披露して以来となった[5]。以後準レギュラー格歌手の一人として同番組でも厚遇を受け、マンスリー出演も果たす[13]。『第35回NHK紅白歌合戦』でもこの楽曲は歌唱された[14]。後の作品で「十戒 (1984)」は新録されており、2006年1月リリースのベスト・アルバムBEST FINGER 25th anniversary selection』に収録された[15][2]。2006年発表の中森明菜をモチーフとしたパチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説』には演出中に流される楽曲として、リリース当時の歌唱画像と共に収録され、2010年には同機種の続編『CR中森明菜・歌姫伝説〜恋も二度目なら〜』にも収録された[16]

シングル盤「十戒 (1984)」のB面として発表された「これからNaturally」は、SEYMOURが作詞し、中森のシングルのB面では3作目となる三室のぼるによる作曲で、編曲は若草恵が手掛けた楽曲である[2][17][18][12]



十戒 (1984)」作詞、売野雅勇作曲、高中正義編曲、高中正義・萩田光雄