前作『ここでキスして。』より約10ヶ月ぶりとなるシングル。出荷ベースでミリオンセラーとなり、2014年12月時点で自身最大のヒット曲である。ナース姿のコスプレでガラスを叩き割るミュージック・ビデオとジャケットも話題となった。
当初は同年4月に発表予定だった『ギブス』を発売する予定だったが、椎名自身「(既にツアー「先攻エクスタシー」で披露されていたこともあり)新鮮味もなくなる」と感じ、ワンクッション置くという意味合いで本楽曲を発売する運びとなったとのこと。また、この楽曲は1999年9月5日に行われたライブイベント「Sweet Love Shower '99」で初披露された。そして、発売延期となった『ギブス』は、2000年1月26日に発売された。
日本テレビ系『FUN』のエンディングテーマ曲として起用されたほか[1]、シングルのカップリング曲は2曲とも「サントリー ザ・カクテルバー」のCMソングとして使用されたため、シングル収録曲全曲にタイアップがついた。
ミュージック・ビデオ及びディスクジャケットは、これまでにも椎名の作品のアートワークなどを担当していたアートディレクターの木村豊が製作。病院を舞台にしたセットでナースのコスプレ姿の椎名がガラスを叩き割るといった内容で大きな話題となった。ベッドの上で女性の患者と絡み合うシーンもあるが、本人は深い意味は無いと語っている[注釈 1][2]。
撮影に使われたガラスは映画撮影用の割れやすい特殊ガラスで、わざわざハリウッドから空輸されたためにガラス代よりも輸送費がかさんでしまったという[注釈 2]。そこまでして用意したにもかかわらず、想定した物より硬かったせいで実際の撮影では握り拳でガラスを割るシーンで指などに切り傷を負ってしまい、ワセリンで止血しながら撮影を続けた。ミュージック・ビデオの最後にカメラが引き撮影スタジオ全体が見えるようになって仕掛けがばらされるが、それはその出来事を不満に思った椎名が提案したもの[4]。ガラス割りのシーンの撮影はレコーディングの時から決まっており、白衣や医者、看護師にスパイシーで宇宙っぽいというイメージを持っていたことも重なり、撮影自体はノリノリだったという[5]。