公称売上枚数は270万枚[1]。オリコン累計売上は207.7万枚。オリコンチャート17週1位はシングルチャート上では未だに破られていない[2]。1968年1月に正式スタートしたオリコン集計において、日本初のダブルミリオンシングルである。
1969年2月には、同名の映画が奈美悦子主演によって松竹から公開された(後述)。
ピンキーとキラーズのデビュー曲となるまでの経緯
「恋の季節」は、元々ピンキーとキラーズのために用意された曲ではなかった。1968年頃、遠藤周作がレギュラー出演した『こりゃアカンワ』(日本テレビ)の番組内に『今月の歌』というコーナーがあった。同番組のホステス役を務めた倍賞美津子がそのコーナーで歌うための曲として、作曲者のいずみたくと作詞家の岩谷時子に楽曲制作が依頼された[3]。
そして出来上がったのが「恋の季節」だが、『今月の歌』の5月に披露される予定だったことから、タイトルは当初「恋の五月」だった。また、この時ピンキーとキラーズはこの曲のバックコーラスを担当する予定だったが、いつの間にか自分たちのデビュー曲となることが決まり、ルイスたちメンバーも驚いたという[3]。
- 恋の季節 [3:23]