舳倉島の海女さんが使用していた水中メガネが下記の図である。
メガネ部分の両脇に細いパイプを取り付け、それをゴム袋に取りくけている。
深く潜行すると自動的にゴム袋の容積縮小してメガネ内の空気圧と水圧の自動
調整ができるようになっている。
鼻はマスクでカバーされていないので耳抜きが楽にできる。
また、水中で貴重な空気をマスククリアーする為に使用しなくても済む。
まさに合理的な道具であった。





画像出典先:『海女のいる風景』  著者:大崎映晋