ハダニについてはあまり知らない方も多いのではないのでしょうか?

葉の裏側に黒い点々などがハダニになる場合があります。

放っておけば果樹を枯らしてしまう原因になりますので、対処法を行いましょう。


ハダニはバラなどの葉裏に寄生し、汁を吸うため、葉の表面からみると吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような白い小斑点を生じます。

数が少ないと判別しにくいですが数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えるため、この時点で気がつくことが多いです。

従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。

庭木などでは枯れることはありませんが生育は悪くなり、葉色も冴えないため美観が損なわれます。




生態としては、ハダニの仲間にはナミハダニの「緑黄色型」のように色の薄い種類も多くいますが、カンザクハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニなど赤い色をしているものが目立つので、一般に「赤ダニ」と呼ばれることがあります。

種類は約70種類程度といて、成長で体長が0.5ミリ程度と小さく、葉裏に寄生しています。
卵→幼虫→成虫と不完全変態し、高温乾燥時を好むため、梅雨明けから9月頃にかけて生育が旺盛になります。
逆に水に弱いので、夕立になると生育密度が下がります。
卵や成虫の状態で越冬します。

防除としては、水に弱いため定期的に葉裏に散水して寄生数を減らすことはできますが、室内や雨の当たらない軒下などの植物は被害の進行が早いので特に注意が必要です。
薬剤を使用するとき、応急処置的に使うのであればパイベニカVXスプレー、ベニカXファインスプレー、バロッククロアブル、アーリーセーフなど