今回は、「カスミソウ」の日記から出た「白絹病」と「立ち枯れ病」の原因と対策を行いたいと思います。まずは「白絹病」から。
●白絹病
土壌で繁殖する病原菌なので、発生すると植物の地際部やそのまわりの地面が白い糸で覆われてしまいます。
やがて地際に小さなタネのような白や褐色の粒が多数表れます。これは「菌核」で菌糸の固まりなのですが、この状態で越冬します。
高温を好むので真夏によく発生します。菌核の状態でいるときは過酷な環境でも耐え、しかも長時間生きるので一度発生すると同一場所で発生が続きます。
防除方法は病気にかかった株はすぐに取り除きます。白絹病の菌核は地表から5センチ程度のところにしかいないので、菌核をつくり越冬している1〜2月に天地返しをして菌核を地中深くに埋めてしまうのも有効です。
鉢やプランターでは7〜8月に太陽光で消毒します。
有効薬剤は「STダコニール1000」等