時々、『凛子』じゃんなくて『凛子シャン
』って言う
たぶん、『凛子さん』を甘えて言ってる?のか…???
『凛子シャン…俺のパーカー知らない?』
『洗ったよ~』
『勝手に洗わないで…』
『ほうっておくと、何日でも着てるでしょ!ダメ。』
『だって…
』
『凛子シャン…俺の本とか雑誌は?』
『あ、本は本棚、漫画は棚の下のカゴの中、雑誌は捨てた!』
『ウワ~~ァ。あの中に、山本に借りたのもあるのに~~勝手に捨てるなぁ』
『あっ!あの君にはにつかわない、ファッション誌!』
『そう、あれ!』
『あれなら、私の鞄の中!』
『どうして、凛子シャンに必要なの?』
『目の保養…』
『はぁ???また、アラフォーバカ談義に使うんだろ~信じられない。』
『ヒド、ガールズトークと言いなさい』
『どこに、ガールがいるんだ!!』
ソファーに座ろうとして、『よっこらしょ』って言ったら
『凛子シャン…それ、やめて』
『は~~ぃ』
で、立ち上がる時に、『おっこいしょ』
『凛子シャン…それもやめて』
『だって~~ぇ』
そして、リモコン取ろうとして、『どっこいしょ』
『コラ
凛子!!やめろ!』
『掛け声なしじゃ、動けましぇん
』
『なら、動くな!』
『ぶ~~~ぅ』
『これじゃ、介護の必要な老人だ!!』
『老人って…ヒドい~~ぃ』
『なら、やめろ!よっこしょ、おいこらしょ、どっこいしょ。掛け声禁止。わかった?凛子シャン?』
『あい』
で、『そろそろ寝ようか~』ってソファーから立ちあがろうとして出た言葉
『せ~~ぇの~~ぉで!』
『おい、コラ!凛子シャン
』
『凛子シャン…ハイ、ティッシュ』
『ありがとう
』
『それにしても、忙しいね…』
『何が…』
『映画見ても泣くし、ドラマ見ても、ドキュメント見ても、それにニュース見ても泣いてたね…』
『だって…
』
『ヨチヨチ…凛子シャン
大丈夫?』
『凛子シャン…いい加減に起きて。朝ごはん出来たよ。』
『凛子シャン…起きて~~ぇ
』
『凛子シャン…
』
『凛子~~ぉ 起きろ~~ぉ
』
『ウファ~~ァ。やめて~~~ぇ
』
…………![]()
『起きた?』
『うん』
比嘉が『凛子シャン』って言う時は、小さな男の子みたいでかわいいのだ。
そうゆう、甘えん坊比嘉くんは…私だけの物![]()