取るに足らないことに血道を上げる
世の中には、なぜそんなことに一生懸命になるの?ということに力を注ぎ込む人がいます。
その血道を上げている対象が、取るに足らないものであると自覚している人と,そうでない人がいるようです。
自分としての好みは、前者、取るに足らないものであることを自覚しつつ、なおかつ一生懸命それを追い求める、というものです。
そちらの方が格好いい感じがします。
現在読んでいる本の紹介です。
江戸名物評判記案内 中野三敏 / 岩波新書
江戸時代の様々な事物に対する評判を記した書物「名物評判記」を解説したものですが、そのなかにも、え?こんなものの評判をするの?というものがあります。
遊女、黄表紙、学者、力士などが評判に上るのはまだ分かるとして、瓜、まり、役者女房、芝居客などの「評判記」も登場したということですから、いつの時代も物好きな人はいるものです。
というか、そのスピリットは確実に現代に受け継がれていると思います。
江戸時代の「名物評判記」の作者たちは、どのような想いで、評判する対象に向かったのか?
そんなことを考えながらページをめくっています。