江戸時代の中期、日本橋本町に鎮座する「宝田恵比寿神社」を中心に旧大伝馬町一帯(日本橋本町三丁目、大伝馬町)また堀留町にかけて並ぶ市が『日本橋恵比寿講べったら市』です。
今回も人形町駅(前回とは出口が違う)から歩きます
地上出口を出て左手に直ぐ稲荷神社があります
橘稲荷神社は小さいですが立派な正一位が付いています
行く道中に天明3年(1783年)創業以来、各種打刃物の製造販売を専業とした刃物店『うぶけや』さんがありました♪
通りに椙森恵比寿祭りの提灯が見えます
まずは椙森神社(すぎのもりじんじゃ)を参拝します。
椙森神社では日本橋七福神の恵比寿さまを祀っています
境内では縁起物や特別御朱印など授与して頂けます♪
ここ椙森神社からべったら市の店舗が多く見られます。
べったら漬けの露店が多くて、どこで買おうか迷いますね
途中列が出来ていたので見たら
大正三年創業の粕漬けで有名な『魚久』さんの露店でした
特別価格ですね♪
10月20日に恵比寿講(商家でえびす様をまつり、親類・知人を招いて祝う行事)にお供えするため、19日に市が立ち、恵比寿講に使う様々な物(神棚、神像や打出の小槌、懸鯛、切山椒など)を売るための市でしたが、いつの頃からかここで売られるべったら漬けが評判になり、べったら市という名が定着したようです。
私が訪れた時間が10時ぐらいでまだ早かったので、露店ではオープン準備に取り掛かっていました。
遠くに🏮提灯が見えます
この🏮提灯の下に寳田恵比寿神社があります
寳田恵比寿神社は私の友人が贔屓にしている神社で、私もお祭り以外でも何度か訪れています♪
少彦名命は恵比寿神と同一神とされています。
普段は頂けない御守りやお札が授与出来ますよ。
この地域一帯は、江戸時代は江戸幕府のお膝元として整備され、商業が大変盛んな場所でもありました。
享保三年(1718年)に将軍家より「江戸屋」の屋号を与えられ、江戸刷毛の専門店として開業した江戸屋さん
お化粧ブラシ、歯ブラシなどの取り扱いもあります
専門の刷毛なども色々扱ってます。
恵比寿講(えびす祭り、えべっさんとも言われる)ですが、神無月が関係しているという説が有力です。
神無月には日本中の神様が島根県の出雲大社に集まります。
日本中の神様が出雲大社へ集まると、神様が不在の土地ばかりになってしまいます。
それでは困るので、留守番をする神様がいて、その代表的な神様が恵比寿様(夷、戎、胡、蛭子、恵比須、恵比寿、恵美須)と云われます。
そして、毎年10月20日に、商人達を中心に留守番をしている恵比寿様又はかまど神に感謝し、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などを祈願するのが「恵比寿講」の由来です。
因みにルーツは謎ですが『えびす様』は七福神の中で唯一、日本の神様といわれてます。
東日本では商業漁業の神としてのみならず、農業神として祀ることも多く、西日本では漁業商業の神を中心としたもので集団で祀られることが多いそうです。
こちらは真空パックに入っているので、🚃電車移動でも匂わなくて安心ですね♪
〜べったら漬け〜
べったら漬けとは、塩で下漬けした大根を米麹と砂糖で漬けこんだ漬物です。
江戸時代のえびす講で売られていた大根の浅漬けがべったら漬けの発祥である。購入した漬物を縄でくくって持ち歩く際、「べったり付くぞ」と女性に向けて若い男性が振り回したのが起源と伝えられる。
べったら漬けは皮付きと皮無しがあります。
皮付きは歯ごたえが良いので早く売れてしまいます
今回は早い訪問だったので皮付きを購入出来ました。
美味しく頂きました♪
訪ねて頂きありがとうございました〜🙇