青島神社は宮崎県宮崎市の青島に鎮座します。
周囲1.5kmの青島全島が境内地となっております。
青島周囲には約700万年前位に出来た『鬼の洗濯板』と呼ばれる波状岩が広がり、これらは国の特別天然記念物に指定されています。
↑満潮だと海に隠れてしまいますが、この日はラッキーでした
青島は砂浜ではなく、鬼の洗濯板に住む🐚貝が長い年月を経て堆積して島の大地となりました。
ここで、参拝前に浜辺で宝貝(真砂まさご)を探しておきます。
これが後で必要になるんです♪😁✌️
宝貝(タカラガイ)
青島神社の御祭神
・彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)
別名・山幸彦(ヤマサチヒコ)
・豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
・塩筒大神(シオヅツノオオカミ)
※日本書紀ではヒコホホデミノミコトの呼び名ですが、古事記では火遠理命(ホオリノミコト)になります
ここで簡単にですが、御祭神の山幸彦の神話をお伝えします
********************************************************************
ある時、山幸彦が兄の海幸彦から釣り針を借りますが、海で無くしてしまいます。😱💦
途方に暮れていると🌀潮流の神様である🥸塩筒大神が来て🚤舟で海の中へ探しに行くようにアドバイスします。
釣り針を探していると🌊海の神、大綿津見神(オオワタツミノカミ)の娘の👸豊玉姫(トヨタマヒメ)に出逢います。
豊玉姫の元で生活を送っていたら、😵あっという間に3年の月日が流れました。
ふと本来の目的を思い出して、海神に事情を話すと🐠魚達を召集します。
すると🐡赤鯛の喉から探していた釣り針が見つかりました♪
********************************************************************
🐢浦島太郎のお話のモデルは諸説ありますが、山幸彦では⁇とも云われています。
そして山幸彦が戻って来た場所が青島神社だと伝えられています。
白い狛犬さんが青空に映えます
拝殿です
祈りの古道、こちらの境内の亜熱帯植物も特別天然記念物だそうで、一木一草、移動してはいけないそうです。
奥に見える倒れかけている🌴木も勝手に動かす事が出来ないんですね。
昔からの手付かずのジャングルで自然のパワーを感じます。
奥に青島神社の元宮があります。
こちらからは弥生式の土器や🦴獣骨等が出土し古い時代から小祠があり、祭祀が行われていたと云われております。
こちら元宮の脇に『真砂の貝文』があります。
↑撮り忘れたのでHPよりお借りしました💦
古代万葉の人々は、和歌の中で「濱の真砂」と詠み、数多い貝殻の中から自分の心情に合った貝を探し、それに想いと願いを込めました。
青島では貝の中でも宝貝が真砂(まさご)と呼ばれていました。
海岸で拾った🐚宝貝をこの波状岩に自分の想いと、🙏願いを込めてお供えします。
↑白い宝貝をお供えしました
同じ敷地内には、古くから吉凶を占う神事に用いられた薄い土器のお皿、平瓮(ひらか)を投げて占うことも出来ます。
磐境に向かって投げます。平瓮が磐境に入れば心願成就、割れれば開運厄除になるそうです
青島神社は何処か南の国の外国にいる様なワクワク感を味わえる楽しい神社でした。
訪ねて頂きありがとうございました🙇♂️