茨城県にある大甕神社は私の実家の氏神神社です。


最近は新海誠の『君の名は』のスピンオフ小説でも取り上げられるなどして、参拝客も増えたりしているようで嬉しい限りです。




御祭神は織物の神様、武葉槌尊(タケハヅチノミコト)

星の神様、甕星香香青男(ミカボシカガセオ)

別名、天津甕星(アマツミカボシ)です。


この二柱は七夕の織り姫、彦星のモデルにもなっているそうです。


実際、7月7日の🎋七夕には甕星祭が行われます。


常陸風土記では、出雲の国獲りの際に、鹿島のタケミカヅチと香取のフツヌシノカミの武神二柱がカガセオに挑むも完敗します。


そこで織物の神様のタケハヅチが登場!

カガセオを宿魂石に封じ込めます。


最強と言われる武神二柱が勝てないのに何故タケハヅチが封じることが出来たのかが気になりますね。


素直に説得に応じたのか…⁇


境内にはカガセオを封じたとされる大きな宿魂石(岩山)があり、その岩山を登ると頂上にタケハヅチを祀る本殿があります。



この岩山が宿魂石



本殿



タケハヅチに封じられたカガセオですが、ここから私の勝手な考察になりますが、何となく長野の諏訪大社の建御名方(タケミナカタ)と同一神の様な気がします。


タケミナカタは鹿島のタケミカヅチに負けて諏訪に追いやられるのは有名ですね。




ミカボシカガセオの社



実は日立市には諏訪と名の付く地名と神社があります。


その昔、信州諏訪神社の神主である万年大夫(藤原高利)は、神のお告げをうけて、分霊を常陸国諏訪村に移しました。


それが今の日立市諏訪町の諏訪神社です。


そして、ここより西方約ニキロの大平田の水穴(神仙洞とも呼ばれる鍾乳洞)に長い間こもり、自分と妻の座像を彫ってでてきました。


その後、モミ殻をもって夫婦で水穴の奥深く入り、二度と姿をみせなかったというのです。


この水穴は諏訪に続いてると言われ、現在も残されています。


とあるYouTuberさんが大甕神社に訪れた際に、神主さんとの会話で神主さんのご先祖は信州長野県から来ていると話していたそうです。


何だかここまで来ると怪しく感じます。


遠く離れた茨城県と長野県との接点…、国獲りや諏訪の地名に水穴、甕星香香背男と建御名方が共通している様に感じるのですが


もっと深読みして行くとアラハバキ神に繋がって行く気がするのですが、これは私の考え過ぎですかね〜。笑


諏訪大社は訪れた事が無いので、機会があれば行って見たいと思います。😊


訪れて頂きありがとうございます🙇